http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070928-00000035-spn-spo
9月28日7時1分配信 スポーツニッポン
師匠会に出席した時津風親方には笑顔も見られた
大相撲の序ノ口・時太山=ときたいざん=(当時17=本名・斉藤俊さん)が急死した問題で、愛知県警から傷害容疑で立件される見通しとなった時津風親方(57=元小結・双津竜、本名山本順一)が27日、東京・両国国技館で行われた日本相撲協会の理事会および師匠会に出席し、今回の騒動について謝罪した。しかし、容疑をかけられた事件そのものについての謝罪はなく、また進退についても明言せず、同席した親方衆からは疑問の声も漏れた。
突然の行動だった。前日までは騒動の影響で師匠会を欠席するものとみられていた時津風親方が、この日午後1時すぎに“ろう城”していた東京・両国の部屋を出て国技館を訪れた。同じ時津風一門の理事の伊勢ノ海親方(元関脇・藤ノ川)は「体調が悪いこともあったし、騒ぎになるから(出席するか)分からなかった。でもけさ、出席するとの連絡があった」と予想外の行動だったことを明かした。それだけに、時津風親方が師匠会の会場となる国技館の大広間に姿を見せると、多くの親方からざわめきの声が上がった。ある親方は「来ないと思っていたからびっくりした。でも来たから、辞めると言うのかなと思った」と振り返った。
時津風親方は、まず北の湖理事長(元横綱)の元を訪れ「ご迷惑をおかけしました」と謝罪。そして理事会のために会議室に集まっていた8人の理事と役員待遇2人、3人の監事にも頭を下げた。しかし、その後で協会事務室で報道陣に囲まれると「出ていけ!」と声を荒らげ、さらに師匠会に向かう途中の通路では「ここは師匠会だから他の人の迷惑になる」とイラついた表情を見せた。
師匠会の冒頭では、親方衆の席の一番前に立った時津風親方が「弟子の育成や勧誘などで、いろいろご迷惑をおかけしまして申し訳ありません。いまは警察、弁護士といろいろやっているところです」と騒動については謝罪の言葉を並べた。帰り際には報道陣に「(謝罪は)皆さん(親方衆)に迷惑をかけたから…」と語ったが、斉藤さんの遺族に向けては「何とも言いようがない」と話しただけ。傷害容疑そのものへの謝罪の言葉は最後まで聞かれず、進退についても一切触れなかった。
まるで反省の色が見られない様子に、部屋持ちのある師匠は「弟子が1人死んでいるんだから。自分から責任(退職)を取らなきゃいけない」と指摘。またある有力親方は「一門(時津風)でしっかり考える必要があるのでは」と語った。北の湖理事長は処分については前日同様「捜査結果が出たらやります」と慎重な姿勢を崩さなかったが、親方衆の考えは違う。
時津風親方が愛知県警に立件された場合、現役親方が傷害で逮捕される前代未聞の事態となる。日本相撲協会が受けるダメージは計り知れないだけに、逮捕される前に親方を辞めてほしい――というのが多くの親方の本音だろう。だが、肝心の時津風親方には辞めるそぶりすらない。八百長騒動、朝青龍問題に続いての時津風事件で、相撲界は存亡の危機に立たされた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070928-00000035-spn-spo
親方隠ぺい工作!!父会見で発覚
9月28日7時2分配信 スポーツニッポン
会見中涙を流す時太山の父・正人さん
大相撲の序ノ口力士、時太山=ときたいざん=(当時17=本名・斉藤俊さん)が急死した問題で、斉藤さんの父・正人さん(50)が、弁護士とともに都内で会見。時津風親方による新たな暴行の隠ぺい工作が明らかになった。母親は姿を見せなかったが、正人さんは時折ハンカチで目頭を押さえながらも、約100人の報道陣に誠実に対応した。斉藤さんが死亡した6月26日の時津風親方とのやりとりの説明を求められると「遺体を火葬してから(新潟市の実家に遺骨を)よこすと言われたが、それは困ると拒否した」と打ち明けた。
結果的に遺体のまま実家に戻り、同28日に新潟大で行った行政解剖の結果、多発外傷によるショックが死亡につながった可能性があることが判明。暴行隠しの意図を感じないか問われると「親方からは通常の稽古で亡くなったと説明されたが、遺体の傷ややけどを見たとき、何で?と思った。今になってみればそうかもしれない」と唇をかんだ。
今後は立件され次第、民事訴訟で損害賠償を請求することを弁護士と相談中。正人さんは「大相撲中継はもう見たくないし、見られないです」と唇を震わせながら、息子を失った怒りをにじませた。
≪正人さんと一問一答≫
――斉藤さんから相談は?
自分の時間がなくてつらいとは聞いていたが、暴力やいじめは言わなかった。それに1、2年鍛えられれば将来に役立つんじゃないかという親のエゴがあった。
――行政解剖を希望した理由は?
額や全身に傷があったから。正直、親として見られないほどだった。
――親方からビール瓶で殴ったことをいつ聞いた?
8月上旬の週刊誌に記事が出た直後に、親方が線香をあげたいとやってきた。「私がビール瓶で殴った」と言われ、(親方は)若い衆を止めたと思っていたから、開いた口がふさがらなかった。
――思い出は?
ちょっとやんちゃなところはあったが、普通の子だった。6月21日に最後に戻って来た際、風呂上がりに、私の作った空揚げをうまいと言って食べてくれたこと。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070928-00000036-spn-spo
関連する動画ニュース - Yahoo!ニュース
笑顔に腹立つ・・・・。
事の重大さに 親方も相撲協会も気づいてないのか?
![]() ![]() |