宮崎の鳥インフル、県が養鶏場で防疫措置を開始
宮崎県清武町の養鶏場、谷口孵卵(ふらん)場=谷口陽(あきら)社長=黒坂農場で高病原性鳥インフルエンザが発生した問題で、宮崎県は14日朝から農水省の防疫指針に基づき、養鶏場に残るすべての鶏を殺処分するなどの防疫措置を始めた。
殺処分は14日中に終わらせる予定で、15日に農場外の施設で焼却し、16日に農場全体を再度消毒する。17日からは制限区域内にある他の16農場を立ち入り調査し、3週間の経過後、新たな大量死やウイルス検出がなければ、移動制限を解除して終息を宣言する。
養鶏場では、発生前に飼養していた1万2000羽のうち、10日以降で計3800羽が死んでいる。独立行政法人・動物衛生研究所(茨城県つくば市)が死んだ鶏の検体を分析し、ウイルスが鶏などに高い致死性を示す鳥インフルエンザA型であることを確認した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070114-00000102-yom-soci
<鳥インフルエンザ>鶏の移動禁止に「死活問題」業者悲鳴
宮崎県清武町で発生した養鶏大量死の原因が高病原性鳥インフルエンザと確認され、宮崎県内をはじめ九州各地の養鶏業者にも動揺が広がった。「飼料の値上がりで経営が圧迫されているのに、このうえ感染防御対策とは」と嘆きの声も上がった。一方、「なぜ、どこから?」という感染ルートの解明はこれからで、関係者の不安は募る一方だ。
発生現場から半径10キロ以内にあり、鶏の移動が禁止された清武町内の養鶏場「石坂村地鶏(じどり)牧場」の中村秀和社長は「宮崎地鶏の人気が高まってきた矢先で残念。早く移動禁止を解除してもらわないと、死活問題だ」と訴えた。
同牧場では飼育している約3500羽のうち、生後4~5カ月の約700羽は出荷時期を迎えている。中村社長は「出荷が遅れれば、餌代は余分に掛かるし、成長しすぎて肉質も落ちる」と強調。養鶏業を営む宮崎市の男性(57)は再発防止策について「防鳥ネットで農場全体を覆うと膨大な費用がかかる。養鶏は経営体力が弱い業者が多く、対策を万全に取れない」とため息をついた。
他県の養鶏業者も危機感を募らせている。鹿児島県大崎町の養鶏業者「ジャパンファーム」では「目と鼻の先の宮崎県での発生には非常に危機感を覚える」。沖縄市養鶏団地組合の内間秀太郎顧問(62)も「いったん沖縄県にウイルスが入り込んだら、全島に広がりかねず、ぴりぴりしている」と話す。
一方、04年2月に鳥インフルエンザが発生した大分県では県養鶏団体連絡協議会の鈴木明久会長(62)は「一度経験があるので、生産者も県も動きが早いし、できるだけの準備をしている。消費者の買い控えが心配だが、今は県内で感染が出ないようしっかり対策をとることが一番大事だ」と強調した。
感染ルートの解明も今後、焦点の一つとなる。宮崎県によると、種鶏用に仕入れた鶏に卵を産ませ、ひなを出荷する「種鶏場」は、この谷口孵卵(ふらん)場黒坂農場(宮崎県清武町)を含めて県内に九つあり、計約138万4000羽を飼養している。同業者は県外業者から種鶏用に仕入れたひなを育てて、産んだ卵やひなをブロイラー業者に販売している。県幹部は「種鶏場はブロイラー農場より衛生面は厳しいはず……」と首をひねる。
県によると、同農場の鶏舎は3棟とも開放型だがカーテンや野鳥との接触を防ぐための防鳥ネットを設置していた。経営者も毎日新聞の取材に「従業員には日ごろから長靴の消毒などを指導していた」と証言する。死んだ鶏を仕入れたのは半年前で、この間発症した鶏はいなかった。仕入れ先も農水省を通じて立ち入り検査を実施したが異状はなかったという。農水省は指針に基づき、専門家による調査チームを発足させ、ルート解明にも取り組む。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070114-00000011-mai-soci
Yahoo!ニュース - 日本の鳥インフルエンザ問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/
Yahoo!ニュース - 検索結果(動画) 鳥インフルエンザ
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%C4%BB%A5%A4%A5%F3%A5%D5%A5%EB%A5%A8%A5%F3%A5%B6&b=1&st=v
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困ったねぇ・・・野鳥とかを全て隔離は なかなか難しいだろうし
かといって こんな事になって 全て処分となると 死活問題だし
キチンと対応したって どこまで防げるのか・・・・。
人間のノロウィルスだって これでけ問題になってても
まだ感染は続いてるわけで
ウィルスを完全シャットアウトが どれだけ難しいことなのかがわかる
処分する人達の精神的なダメージも相当なものらしい
死んだ鳥を処分するならともかく
生きているのも殺して処分は・・・・心が痛む事だろう。
原因が解明されるのは何時の事になるのか・・・。