[ロンドン 5日 ロイター] 出版業界では例年、年が明けて1月に入るとダイエット関連の書籍が多く出版される傾向にあるが、一部識者の間では過激な方法は避けるべきとの指摘もある。栄養学の専門家らは、すべての本がお金を出して買うほど有益ではないとしている。
英医学研究会議(MRC)のトニ・スティア博士は「大切なのは数ある流行のダイエットを見分けること。はやりものダイエットは根本的な問題を見過ごしがち」と指摘。きちんとしたダイエットはクリスマスや年末年始だけのためでなく、生涯続けるものだとしている。
また、昨年末に米国の複数の大型書店でベストセラーになったダイエット本「You: On A Diet: The Owner's Manual for Waist Management」の作者、メフメット・オズ氏はロイターに対し「体重を落とすのは可能です。化学療法や喫煙も非常に効果的でしょう。しかし、必要とされているのは単なる減量ではなく、健康的に見えることです。焦点はウエイト(体重)ではなくウエスト(胴周り)なのです」と語った。
心臓外科医でもある同氏はさらに、成人の約65%が太り過ぎともいわれる英国や米国といった国では、健康的なダイエットやライフスタイルの重要性がますます高まっていると指摘している。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070107-00000838-reu-ent