男児ベンチ転落死、原告逆転敗訴…母親に危険回避義務

 千葉市動物公園で同市内の男児(当時1歳7か月)がベンチから転落して死亡した事故を巡り、男児の両親が公園を管理する同市に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が14日、東京高裁であった。

 太田幸夫裁判長は「母親が男児に付き添っていれば、負傷する危険性はなかった」と述べ、同市に約1190万円の支払いを命じた1審・千葉地裁判決を取り消し、原告側逆転敗訴の判決を言い渡した。

 判決によると、男児は昨年4月、1人で動物公園のベンチに座っていたところ、バランスを崩して後ろ側に転落。後頭部に、植え込みの枯れ枝が刺さり、同年5月に脳挫傷で死亡した。

 1審判決は、同市の管理責任を認めて賠償を命じたが、この日の判決は、母親がベンチから約1・5メートル離れた場所にいた点を重視し、「幼児がバランスを崩した際に、保護者はすぐに危険を回避できる場所にいるべきだ」と指摘した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061214-00000212-yom-soci

親付き添えばベンチ安全/1歳児転落死で逆転敗訴 - 四国新聞
 千葉市動物公園のベンチから転落し、その後死亡した当時1歳7カ月の男児の両親が市に約5100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は14日、市に約1200万円の支払いを命じた1審千葉地裁判決を取り消し、両親の請求を棄却した。


 太田幸夫裁判長は「ベンチは幼児用ではなく、保護者が付き添っていれば、幼児が1人でベンチを利用しても安全だったが、親は約2メートル離れていた。市の管理に落ち度はない」と判断した。


 判決によると、身長81センチの男児は昨年4月10日午後2時50分ごろ、同公園内で、ツツジの植え込みを取り囲むサークル状のベンチ(地上約40センチ)によじ登ったが、深く座りすぎたため、あおむけに転落。内側のツツジの枯れ枝が後頭部に刺さり、約1カ月後に亡くなった。


 両親は「上告するかどうか弁護士と相談して決める」と話している。

http://www.shikoku-np.co.jp/national/social/article.aspx?id=20061214000290



私もこれは不幸な事故だったと思う

遺族の立場であれば納得いかないのは当然だけど

なにもかにも施設のせいにするのは・・・ちょっと違うと思うんだな

こんな責任を問われたら 児童公園の遊具は 全て撤去しなきゃならない


日本もどんどん賠償責任を裁判で問うという事が多くなってる

なんだかなぁ~・・・と思う時があるのであった。

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