仮面ライダー生誕35周年 大人も子供も変~身
颯爽(さっそう)とバイクに乗って現れ、怪物を倒し街の人を守る…。テレビヒーローの仮面ライダーが誕生して35周年となる今年、関連グッズの発売やイベント開催がヒートアップしている。郷愁に誘われた30~40代の男性が、3万円以上もする変身ベルトや高価なライターに垂涎(すいぜん)し、親子そろって見事にターゲットに。企業側も関連商品を次々繰り出し、熱狂度は衰えない。(安田奈緒美)
≪グッズ、イベントに熱狂 「カード」再び≫
仮面ライダー1号の登場は、昭和46年4月。当時子供だった男性ならすぐ思い浮かぶのが、♪迫る ショッカー…という主題歌と、カードが付いたカルビーの「仮面ライダースナック」。
同年12月から48年7月までの販売数を、カルビーが当時の小学生男児数で割って試算したところ、1人あたり年平均85袋も食べていたお化け商品だった。
そして今年、再びカード付きの「仮面ライダーチップスR」が登場。コンビニで先行販売されていたが、今月13日に本格発売された。
カードは放映中の「カブト」だけでなく、新旧混在。「昔を懐かしむお父さん世代と、平成ライダーファンの子供と、2世代を同時に消費者として狙える魅力的コンテンツ」(カルビーポテトチップスカンパニーの関口孝さん)だ。
≪3万円のベルト≫
「子供のころできなかった変身ベルトをつけることができ、涙がでるほどうれしかった」(46歳男性)「感動で胸がいっぱい。時間が戻せるなら子供時代の自分に買ってやりたい」(42歳男性)
今春、話題をさらったバンダイの「仮面ライダー新1号変身ベルト」を購入した大人が、同社のホームページ「歓喜の声ページ」に寄せた声だ。
ベルトは多色LEDを搭載。風車が回転、発光し、変身の際の様子や音をリアルに再現でき、3万1500円。ファン以外には驚きの価格だが、1万個を売った。
また講談社発行の「たのしい幼稚園のテレビ絵本 仮面ライダー 復刻セット35巻」の第1期販売(1~11巻、7600円)にも約2000部の予約が入るほどの人気を集め、35周年記念の銀製ライター7個セット(36万7500円)も発売されるなど、大人向け商品は後を絶たない。
これほど“大人買い”してしまうのは、「歓喜の声」ページにもあったように、物を買いたくても買えなかった子供時代を振り返った成人男性の心の救済のようだ。
≪ショーも2世代≫
昭和の歴代ライダーが登場するショーが好評だったのは、和歌山市のポルトヨーロッパ。ピンチの先輩を、「カブト」ら最新ライダーが助ける。今年映画で勢ぞろいしたウルトラマンと違い、「昭和と平成のライダーでは作品ごとの世界観が違う」(東映)ため、画面では決して見られない2世代共演は貴重だ。
主催する朝日放送事業メディア局の亀田雅之さんは「子供たちに来てもらうには親を引きつけなければだめ。その点仮面ライダーは親世代の『ヒーローの原点』。そろって楽しんでもらっている」と話す。
テレビ番組や映画を制作してきた東映は、「ファンの世代交代がうまく進んでいるからこそ、子供から大人まで幅広く人気を保ち続けられる。仮面ライダーはわが社の大きな資産」と話している。
■仮面ライダー1号を演じた藤岡弘、さんの話「いまだに私を見つけた大人の男性が握手やサインを求めて駆け寄って来られるほど、仮面ライダーの人気はすごく、世代を超えて愛されるヒーローです。子供たちの夢と希望を表したもので、子供向け番組といって決してばかにはできません。子供のころの良い思い出は未来の大人をつくり、未来の日本をつくっていくと信じています」
http://www.sankei.co.jp/news/061125/bun003.htm
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関連過去記事
「へぇーーーーんしーーーん とぉっ!!」 (2006-02-20)
≪仮面ライダーカブト≫バンダイとアース製薬が虫よけ"ライダーベルト" 発売 (2006-05-30)
あはっいろいろ探して見てたら楽しくなっちゃった
ほんっと大好きで 藤岡弘は男の中の男で カッコ良くってスーパースター
ライダースナックはよう食べた
お菓子を食べずに捨てるのが社会問題になったけど
私はしっかり食べてた
だって いっぱいは買ってもらえなかったし
つい先日 小学校の頃の同級生と会った時に
「いたよねぇ へーーんしーーーーーん とぉぉぉぉぉっ!!って
高いとこから飛び降りて骨折したヤツってさぁ」に
「それ 俺だ・・・・」
そんな時代もあったと大笑いしたっけ
35周年・・・・・そっかぁ そんななるんだ
否応無く 年は重なってくねぇ(笑)
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