今 報道ステーションでこの事件を扱っていて

あかちゃんを抱いた父親が涙ながらに語っていた


「意識不明から 搬送先を探すまでの1時間45分 何をしていたんですか?」の問いに

「仮眠をとっていた」と答えた担当医


え゛ぇ゛ーーーーーっ??!!?!?!


テレビに向かって叫んだ

ウソだろオイっ!!??!?


医療ミスはあったのは事実だけど その後の対応・処置

出来る術はあったじゃない!!


何も知らず 父親の腕の中の子供・・・・・罪深い事実


救急医療の異議や そこで働く人の使命感等々はどこへ行ってしまったのだろう

奈良の病院事情等あると言うけれど

最近 救急医療の部分を閉鎖したり 医者不足とか問題になっている


これは婦人科だけの問題ではなく 明日は我が身かもしれない・・・・・


日本社会 格差がいたるところに出てきている象徴的な事件かもしれない。

過ごし難い世の中になってきてるような気がしているのは 私だけでないと思う・・・


分べん中意識不明:18病院が受け入れ拒否…出産…死亡

 奈良県大淀町立大淀病院で今年8月、分べん中に意識不明に陥った妊婦に対し、受け入れを打診された18病院が拒否し、妊婦は6時間後にようやく約60キロ離れた国立循環器病センター(大阪府吹田市)に収容されたことが分かった。脳内出血と帝王切開の手術をほぼ同時に受け男児を出産したが、妊婦は約1週間後に死亡した。遺族は「意識不明になってから長時間放置され、死亡につながった」と態勢の不備や病院の対応を批判。大淀病院側は「できるだけのことはやった」としている。

 妊婦は同県五条市に住んでいた高崎実香さん(32)。遺族や病院関係者によると、出産予定日を過ぎた妊娠41週の8月7日午前、大淀病院に入院した。8日午前0時ごろ、頭痛を訴えて約15分後に意識不明に陥った。

 産科担当医は急変から約1時間45分後、同県内で危険度の高い母子の治療や搬送先を照会する拠点の同県立医科大学付属病院(橿原市)に受け入れを打診したが、同病院は「母体治療のベッドが満床」と断った。

 その後、同病院産科当直医が午前2時半ごろ、もう一つの拠点施設である県立奈良病院(奈良市)に受け入れを要請。しかし奈良病院も新生児の集中治療病床の満床を理由に、応じなかった。

 医大病院は、当直医4人のうち2人が通常勤務をしながら大阪府を中心に電話で搬送先を探したがなかなか決まらず、午前4時半ごろになって19カ所目の国立循環器病センターに決まったという。高崎さんは約1時間かけて救急車で運ばれ、同センターに午前6時ごろ到着。同センターで脳内出血と診断され、緊急手術と帝王切開を実施、男児を出産した。高崎さんは同月16日に死亡した。

 大淀病院はこれまでに2度、高崎さんの遺族に状況を説明した。それによると、産科担当医は入院後に陣痛促進剤を投与。容体急変の後、妊娠中毒症の妊婦が分べん中にけいれんを起こす「子癇(しかん)発作」と判断し、けいれんを和らげる薬を投与した。この日当直の内科医が脳に異状が起きた疑いを指摘し、CT(コンピューター断層撮影)の必要性を主張したが、産科医は受け入れなかったという。

 緊急治療が必要な母子について、厚生労働省は来年度中に都道府県単位で総合周産期母子医療センターを指定するよう通知したが、奈良など8県が未整備で、母体の県外搬送が常態化している。

 大淀病院の原育史院長は「脳内出血の疑いも検討したが、もし出血が判明してもうちでは対応しようがなく、診断と治療を対応可能な病院に依頼して、受け入れ連絡を待っていた」と話した。

 一方、高崎さんの遺族は「大淀病院は、総合病院として脳外科を備えながら専門医に連絡すら取っていない。適切な処置ができていれば助かったはずだ」と話している。

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20061017k0000m040150000c.html


分べん中意識不明:受け入れ拒否19病院以上か 奈良
 奈良県大淀町立大淀病院で意識不明となった妊婦が、緊急転送された大阪府の病院で死亡した問題で、大淀病院の原育史(やすひと)院長が17日、記者会見した。原院長は「(死因となった脳内出血ではなく)子癇(しかん)発作の疑いとした点で、判断ミスがあった」と述べた。県立医大に依頼した転送先の紹介とは別に、独自に複数の病院に受け入れを打診していたことも明かし、受け入れを拒否した病院は18カ所を上回る可能性も出てきた。

 原院長は、当直の内科医らが脳の異状の恐れを訴えたのに、主治医の産科医が子癇発作との判断を変えなかった事実を認め、「CT(コンピューター断層撮影)を撮っていれば、脳内出血を診断できた。命を救えた可能性があったと思う」と話した。

 一方で、病院の責任については「非常に難しい問題」。遺族への謝罪についても「検討中」と述べ、「弁護士も含めて検討した対応を文書で提出する予定」と話した。

 原院長は転送先探しが難航した理由を「(出産前後の)周産期に面倒をみられる施設が少なくなった」と説明。同病院内での脳外科治療は「CT撮影まではできるが、手術は常勤の麻酔医がおらず不可能。脳外科の医師も1人しかいない」と釈明した。

 遺族の1人は「CTを撮るべきだったと認めたことで、病院側は、これまでより一歩前進した。今後私たちと同じような不幸が二度とないよう、非公開でもいいから調査委をつくるなど、病院に誠意のある対処をしてほしい」と話した。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061018k0000m040106000c.html


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