やっぱりその夜も 案の定の金縛り
夜な夜な金縛りが続くと 夢うつつの中で
「ごめんねぇ あたしんとこ来ても 来てるのわかるけど なーーんもしてあげられないから わかる人のとこ行ってねぇ」
・・・・と 放棄して 再び睡眠の日々
「ザッザッ!」と 落ち武者が音を立てるのには「うるさいよ!」と 一度本気で逆ギレしたら
こっちが怖がられたのであろうか あのザンバラ落ち武者は出現しなくなって
「精神力だな」と なんとなく実感しだした頃
怒鳴られた落ち武者は さぞビックリしたんだろうと
おそらく 何かを訴えたいとかではなく 存在を知らしめたいだけだったのだろう
何かを訴えたければ 憑依という形になる
池田貴族 さんをご存知ですか?
この見えてしまうという事に悩んだ頃 この人がどこかの番組で言った一言で救われたことがあり
亡くなった時 本当に悲しくて 数日泣きはらした
なんで 私を救ってくれた人が病に倒れなければならなかったのか
なんだろう 生きる意味と生きてる事での人への影響とか考えた
と、この先は ↑の前置きとか懸け離れた 下世話な体験談です。
やっぱりその夜も 案の定の金縛り
その夜は左に壁というひっつけたベットの 壁から離れたところで寝ていたらしく
一つ右に寝返りうつと落ちそうなベットのへり
足の親指に力を込め いつものごとく「ごめんねぇ わかる人のとこ行って」と唱えつつ
なーーんかいつもと空気が違う事に気がつき
うっすら目を開けると 見慣れた天井
天井から壁沿いに 自分の足元に視線が行き・・・・
横に誰か居る気配
自分の足のあたりの右に あきらかに人の足が見える
ちょっと右に視線をうつし・・・・・
なんと・・・・・
すっぽんぽんの男性!!
げっ!と身を引こうにも こちらは金縛り
そして 私の右 つまりは宙に浮いた形で男の人が横たわっている
そして・・・・
右手で自分の男性自身を上下に動かしている
「なんじゃこりゃぁぁぁぁっ!!!」
声は出ない 心の叫び
私は見てはいけないものを見てしまった思いで 視線を逸らし
でも・・・・ベットの脇に宙に浮かんでいる事実
「いったい誰?」
覚悟を決めて 右へ顔を向けると
Eさんが じっと目を閉じ でも右手の動きは激しくなっている
「私 犯されちゃう!!」
冷静に考えれば Eさんがこの部屋に居わけでは無いけど
私は犯される恐怖におののき
「じぃちゃーーーーーーん!!助けて!!!」
そう、事あるごとに 目の前に現れる亡くなったじぃさまに助けを求めた
ベットの左 ベットの空きスペースに ふわっと人の気配
「あっ 助けが来た・・・・」
その気配は 当時付き合っていたダーリンのもので
現れた瞬間 左右から人の気配が消え 金縛りも解けた
「ねらわれた学園」のようにパジャマを置いていくという事は無かったけど
明らかに彼氏だった
翌日 彼が部屋に来たときに
「昨日はありがとう」
と 言う私に きょとんとした顔をし
夕べの出来事を説明したら
「欲求不満?」
この一言で大喧嘩になったのでありました・・・・
もし欲求不満だったら それを作り出したのはオマエだろうと(爆)
数日後 Eさんといつもの飲み屋で一緒になった時
「うちに来てたよ」
すごく驚いた顔をして
「なんで?」
「うちの部屋に来てたもの」
「飛ばした?」
「そうみたい 私をオカズにするのは止めてよね」
Eさん顔面蒼白謝罪 飛んで来てたのまでは知らなかったそうな
霊感体質の方 霊感体質の相手をオカズにはしないように・・・・・(笑)
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