漁船銃撃拿捕:盛田さん遺体引き取る 山中政務官ら国後で
ロシア国境警備隊による日本漁船銃撃・拿捕(だほ)事件で、外務省の山中アキ子政務官らは19日午前、漁船が連行された北方領土・国後島に上陸し、銃撃で死亡した盛田光広さん(35)の遺体の引き渡しを受けた。山中政務官らは、拘束されている坂下登船長(59)ら乗組員3人とも面会し、銃撃・拿捕されたときの状況や健康状態を聞いた模様だ。海上保安庁の巡視船「さろま」に遺体を収容し、同日午後、北海道の根室港に戻る予定。
山中政務官らは18日午後、根室港を出発し、同日夕方には国後島古釜布(ふるかまっぷ)の沖合に到着したが、悪天候のため上陸できず、巡視船で待機していた。
19日午前8時過ぎ、しけの中をロシア側の用意したはしけで古釜布港から上陸。坂下船長らが拘束されているホテル「友好の家」(通称・ムネオハウス)で、坂下船長ら3人と約10分間、面会した後、盛田さんの遺体を引き取った。
山中政務官は3人との面会に先立って、ロシア国境警備当局の現地責任者と会談し、3人の即時解放を求めたが、ロシア側は国境侵犯と密漁容疑で坂下船長の刑事手続きを進める方針を示したとみられる。船長以外の2人は先に釈放される可能性もあったが、19日は釈放されなかった。
盛田さんの遺体は根室港に帰還後、北海道警による検視が行われる。
事件は16日未明、貝殻島付近の海域で発生した。根室湾中部漁協所属のカニかご漁船「第31吉進丸」がロシア国境警備隊に銃撃・拿捕され、盛田さんが頭を撃たれ死亡した。
北方領土周辺で、ロシア側が日本船を銃撃し、死者が出たのは50年ぶり。日本政府はただちにロシア側に抗議し、盛田さんの死亡について謝罪と責任者の処罰を求めているが、ロシア側は「事件の責任の大部分は船長にある」と主張している。タス通信によると、ロシア最高検察庁は坂下船長に罰金刑が下されるとの見通しを示している。【大貫智子】
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外務省筋によると、山中政務官は遺体と共に根室港に戻り、乗組員の遺族・家族に遺体引き取りや面会の様子を報告した後、根室市内で記者会見を行う予定だ。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20060819k0000e040040000c.html
漁船銃撃/これが威嚇といえるのか - 神戸新聞 (2006年8月18日)
北方四島周辺水域における日本漁船の銃撃・拿捕事件 - 外務省
根室海上保安部 - 被だ捕の防止について 、貝殻島周辺集団操業 など
ロシアにしても中国にしても 日本が軍事攻撃力を持たない国として 甘く見てる気がする
こういう事をきっかけに 戦争・紛争になったりするわけよね
漁域について とってもデリケートな場所だからこそ
これは 日本という国が国境問題に手をつけずにいたせいで
国の罪とも言えるんじゃないかと
中国・韓国・ロシアとの国境問題は 今後きっちりしていかなければならないでしょ
めんどうな事を棚上げにし 後回し後回しにしてきた政治家さん達
ちゃんとしてよね!
今は一方的な話しかわからず 船長他3人が戻ってからじゃないとかな
本当のところは 越境していたのかいなかったのか
亡くなった人・家族が気の毒でならない・・・・
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