Eさんの話は とりあえず一回置いておいて
ある日 男友達二人と六本木に遊びに出かけ
当時は ワンレンボディコン全盛期 私は10センチヒールは普通の頃
あの頃 赤坂・六本木は週末の住家で(笑)
友達が 自分が友達に連れて行ってもらった気に入った店があると言うものの
場所がハッキリわからずウロウロ
後から考えれば 表通りの店なのに 裏通りを通らされたという事は導かれたのかも?と思うのであった
俳優座の脇道を入り 一本目を左に曲がる
表通りの雑踏とは切り離され 真っ暗で喧騒すら聞こえない
前を大声で会話しながら歩く友達
ふと・・・・・視線を感じて 右側の建物の入り口に目をやる
お約束のように 回りの音が遠くなる
ふっと視線を何気なく投げかけると そこに竹内力似の かなりいい男が立っていて
視線を前に戻すと 友達がかなり先に行ってしまっている
あれ?
・・・・・・・・・・顔しか・・・・・・・・・・・
ん?????
恐る恐る・・・・・・もう一度視線を右へ
気のせいかもしれない チラッと見ただけだし・・・・・
でも そこには じっと私に視線を投げかける竹内力(似)
見たところ身長180センチちょっとなのか その高さに浮かんだ顔
顔・・・・顔・・・・・・顔・・・・・・・・・
「顔ぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっ!!!!!!」
突然大きな声が出た
前を歩く友達が 驚いて私のとこまで駆け戻り
「どうしたんだよ?」
私は その顔のあった場所を指差し
「そこに・・・顔が・・・・・・・・」
「はぁ?」
「・・・・・・・・・・・・・」
「またかよ!」
「うん・・・・でも いい男だったけど」
「はぁ?」
「・・・・・・・・・・・・」
「知らん 置いてく」
「やだーっ!!置いてかないでーーーっ!!だっていい男だったんだもん!!!」
スタスタと歩いていってしまう友達を駆け足で追いかけた夜(爆)
あれから20年近くなるけど 今でも思う いい男だった・・・
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