そのお祓いも出来る方 Eさんは 私がテーブルに戻ると
「今日は帰る」と席を立つ 「来たばっかりなのに~」の声に
「帰って ちょっと成仏させる作業するから あんまり飲むと出来なくなっちゃうし」
「ふーん そんなもん?」と私と そのホステスさん
「何のこと?」とママ
「まぁいいから ママもSちゃんもこのボトル飲んでいいし 新しいボトルを入れておいてくれればいいし」
「あらぁ~ そぉ~?」
さすがママ 満面の笑みでお見送り(笑)
次の週末 早めに店に顔を出すと まだママは来ていなくて
霊感ホステスちゃんが一人でお店番
二人で あの後Eさんどうしたんだろ?なーんて盛り上がっているところに Eさんが(笑)
「ウワサをすればなんとやら」
混んでもいないのに相席になり ひろーいフロアの片隅の一席に三人
私と霊感ホステスちゃんは あの後を聞きたくてしょうがない(笑)
その霊は 私がどこかから連れてきたらしく この店が気に入って ここに留まったらしい
もともと盛り場に居た女性で 細身でスタイルが良くて おっぱいが大きくてとEさんは語りだす
まず 奥さんにその女性をおろし 一緒にちょっとお酒を飲んで
二人で一緒にお風呂に入り もう体の隅々まで丁寧に丁寧に洗い
本人曰く うちの奥さんはそんなに積極的なタイプじゃないのに あの夜は凄かったのよ・・・と
「おこちゃまだからわっかんなーい♪」と言うと 思いっきり後頭部をどつかれた(爆)
とにかく並じゃない体の反応と けたたましい咆哮のような雄叫びをあげつづけ
お風呂から抱えてベットに運ぶと Eさんの体をむさぼるように攻め立て
「あぶなかったよ・・・自分が先にいったら 負けになるから」
何を思い出したんだか 遠くを見るEさん
ようはその女性は 色香に狂っていて 成仏させるにはこの方法しかなかったそうで
とにかく思いっきりイカセテやるしかないと判断してということだった
ヘタに行なうと 自分がその色香に憑かれ 奥さんにはその霊が憑いたままになる
「大変だったんだから」と ぼそっと呟く
奥さんではなくなっている彼女と 肉弾戦の交わりを繰り返し
彼女は快感をむさぼり続ける カーテンの向こうが明るくなりかけた頃
突き立て続けるEさんに屈し 自分から攻めることをやめ
彼女は自分の世界に入っていく気配となり
ここぞとばかりに さらに奥へと突き立て 勢いよく解き放つと
彼女は一段と大きく仰け反り ノドの奥から「ひゅぅ~」と空気が漏れるような音をたて
痙攣しベットへ崩れ落ちた・・・
彼女はイクと同時に この世への未練を切り捨て 行くべきところへ行った。
彼女の体にEさんが崩れ落ち しばらくして髪を撫でられている事に気がつくと
「すごかったね・・・」
奥さん自身の声
憑かれた状態で 全てではないものの 奥さんもかなりの感覚を味わっていたらしく
Eさんは 元に戻った奥さんと 明け方もう一戦交え
奥さんはある意味彼女を通じて開花して それがまた凄かったのよと
霊感ホステスちゃんと二人 口あんぐり・・・・
「あのー そこまで聞かせていただいちゃっていいんでしょか?(笑)」
「あはははは 夫婦円満!
Sちゃんが連れてきたんだから Sちゃんにおろしても良かったんだけど」
ぶんぶんと大きくクビを左右にふる私
「でしょ?あはははははは」
豪快に笑ってくれちゃうんだから
話が一区切りついたようなところで他のお客さんも入ってきて
この肉弾戦除霊の話はおしまいとなった
このEさん ママが目当てで店に通っていたと思っていたんだけど
実は結構ナンパ野郎だった事は 後々Eさんが来なくなった時に知る
私は口説かれた事なかったんだけど・・・
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