過去にも送電線損傷―クレーン船会社
20060816-2 首都圏の大規模停電で、送電線を傷つけたクレーン船を所有する「三国屋建設」の高橋社長(左)らが会見し、今回の事故を謝罪するとともに、過去にも那珂川で同様の事故を起こしていたことを明らかにした

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060815-04649177-jijp-soci.view-001


過去にも送電線損傷

 =手順書に教訓生かせず-クレーン船会社・首都圏停電

 首都圏の大規模停電で、送電線を傷つけたクレーン船を所有する「三国屋建設」(茨城県神栖市)の高橋宏社長(48)らは15日記者会見し、今回の事故を謝罪するとともに、過去にも水戸市の那珂川で同様に送電線を傷つけて停電を招く事故を起こしていたことを明らかにした。
 東京電力によると、那珂川の事故は1999年3月に発生。ただ、三国屋建設側は会見で「十数年前、クレーンの倒し忘れで起こした」と説明した。
 三国屋建設によると、同社はこの事故後、東電の指導を受け、事故現場を通過する船に、送電線への注意を促す旗を設置するなどした。しかし、作業手順書には作業前の送電線確認を明記せず、今回の事故に絡む作業でも、特別な対策は取っていなかったという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060815-00000108-jij-soci


大停電:送電線の存在知っていた クレーン船の作業員
 首都圏の大停電を招いた旧江戸川でのクレーン船による高圧送電線損傷事故で、船の作業員2人が千葉県警浦安署の調べに「係留作業に気を取られ、高圧線があることを忘れていた」と供述していることが分かった。「現場付近を数回通過した」とも供述。同署は作業員らが高圧線の存在を知りながら注意を怠り、漫然とアーム部分を上げて事故を起こしたとみて、器物損壊や電気事業法違反容疑での立件も視野に入れて捜査している。


 調べでは、事故は14日朝、千葉県浦安市と東京都江戸川区境の旧江戸川で起き、クレーン船は茨城県神栖市の海洋土木会社「三国屋建設」の所有。当時、同船に乗っていた千葉事務所長(43)と、えい航していたタグボートの乗組員(23)が「事故現場より上流で、同様のしゅんせつ作業をした経験がある」などと、高圧線を認識していたことを認めたという。事故直後の「今回の現場に行ったのは初めて」などの説明を改めた。また、同社によると、クレーンの操縦士(34)は旧江戸川を通過するのは初めてだったという。


 作業員らは「効率を上げるため、以前から現場到着前にアーム部分を上げた状態で作業をしていた」とも供述。アーム部分を上げて航行するのが半ば常態化していたことも分かった。同署は、作業計画書の有無や作業手順の指導状況、過去の運航履歴なども詳しく調べている。


 一方、三国屋建設の木股健二会長と高橋宏社長が15日、会見。高橋社長は「大きな事故を起こして誠に申し訳ない。(東京電力への)損害賠償についても適正に対応する」と謝罪した。また、99年3月にも茨城県の那珂川で同様の事故を起こし、水戸市で停電を招いていたことも明らかにした。同社は99年の事故以来、工事ごとに作られるマニュアルに「送電線に注意する」と記載するよう指示したが、今回のマニュアルにこの記載はなかった。【中川聡子、岩本直紀、三木幸治】


 ◇浦安市が工事中断

 事故を受け、クレーン船が実施予定だった旧江戸川堀江船溜(だまり)しゅんせつ工事の発注元・千葉県浦安市は15日、工事の中断を発表した。また、元請けの大林組千葉営業所(千葉市中央区)を同日から6カ月間の指名停止とした。【中川聡子】

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060816k0000m040090000c.html


三国屋建設 - 会社概要など

クレーン船の接触に伴う当社特別高圧送電線損傷による停電事故について - 東京電力(14日)


大きな事故経験があるにも関わらず 何年前の事故か記憶にないと言った社長

認識が甘いと言われても仕方ないだろう


作業員も知らなかったと言っていたものが 実は知っていたという

ウソはばれるのに


倍賞金の支払いも ものすごい額になるようだけど 保険に入ってれば保障されるのかな

それより 指名停止とか業務停止とか その期間がある事の方が

会社の存続には怖ろしいのかもしれない この一人の作業員の不注意で

140人ほどの社員とその家族が路頭に迷うこととなるのかも・・・


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