北の湖理事長、朝青龍にコラッ!
…休場中に今夏モンゴル巡業求め署名活動
横綱・朝青龍(25)=高砂=は23日、東京・墨田区の日本相撲協会で北の湖理事長(元横綱)から厳重注意を受けた。右ひじじん帯損傷で途中休場していた夏場所中に、今夏のモンゴル巡業実現を目指す署名活動を行っていたことが発覚し、無責任かつ不謹慎な行動と判断されたため。理事長が現役力士を呼び出して、直接しっ責するのは極めて異例。朝青龍は事実関係を認めて反省の意を表した。
夢へのいちずな思いが裏目に出た。力士会長として朝青龍が目指したのは、夏の母国モンゴルでの巡業開催。相撲協会に「今年は実現不可能」と判断されても、あきらめきれず現役力士を対象に署名活動を行った。自身が休場している夏場所中に、若者頭を使って東西の支度部屋で呼び掛けた。モンゴル人力士だけでなく、日本人力士にも多数署名させた。
北の湖理事長はこの行為を場所中に知り、事実関係を調査。モンゴル巡業案は3月の春場所中に巡業部内で浮上していたが、勧進元となる主管企業が決まらず、会場にふさわしい室内施設がないことなどから開催を見送る方針を固めていた直後だった。北の湖理事長は署名活動を協会の決定への謀反につながると判断した。
午後1時40分から12分間、理事長室で直接、注意した北の湖理事長は「しっ責したが厳重注意と同じこと。土俵に集中すべき時期にやるべきことではなく、本人も反省していた。やりたい気持ちは分かるが、意見を集めるなら力士会長としてきちっとした形でやるべき」と話した。また、署名活動に加担した若者頭2人にも何らかの処分を下す方針だ。
厳重注意を受けた朝青龍は「場所中にやった点は申し訳なかった。今年がチンギスハーン800周年に当たることからも、どうしてもやりたい意識が強く、焦ってしまった」と神妙な顔で釈明。最近では昨年名古屋場所中に貴乃花親方(元横綱)がワイドショーなどでの発言の責任を問われ、緊急理事会で厳重注意の処分が下された例がある。ただし今回の朝青龍の件は、協会の賞罰規定に基づくものでなく、理事長の判断で行われた異例のケース。朝青龍に反省を促すだけでとどまった。
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20060524-OHT1T00087.htm
気持ちがわからない事は無いけど
横綱が個人的に それも休場中じゃマズイよね
土俵の外のイメージが悪いなぁ・・・