リベリアの少女 日本で治療を 神戸の看護師、私費で招く

20060622-2

美木さん(右)とともに、手術に向けリハビリに取り組むマーサさん

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060522-00000016-maip-soci.view-000


 難民キャンプで暴行され、両足を脱臼して寝たきりになった西アフリカ・リベリアの少女マーサ・ターケットさん(13)を治療しようと、神戸市の看護師、美木朋子さん(30)が私費で日本に招いた。今月から同市内のマンションに同居し、手術前の筋力アップのためのリハビリ生活を始めた。美木さんは「人生の入り口に立ったばかりのマーサを助けたい」と話し、マーサさんへの励ましや協力を呼びかけている。
 マーサさんは10歳だった03年、内戦を逃れて家族で避難したガーナの難民キャンプで、地元の男に暴行された。両足を脱臼し、歩くことも立つこともできなくなった。
 美木さんは聖路加国際病院(東京都中央区)に6年間勤めた後、「アフリカで人の役に立ちたい」と、「国境なき医師団」(MSF)に入った。派遣先のリベリアの病院で昨年1月、入院中のマーサさんと出会った。
 マーサさんは、美木さんがMSFの初仕事に戸惑う中、なまりのある患者の英語を分かりやすく伝えるなど、支えになってくれた。美木さんが昨年末の帰国直前、退院していたマーサさんを訪ねた際、MSFの医師が「海外で治療すれば歩ける可能性はある」と話していたことを思い出し、「日本で手術を」と思い立った。
 美木さんはビザの取得や入院先の確保などに奔走し、4月末に来日が実現した。マーサさんは、聖路加国際病院で約10日間検査入院。手術などをする前に足の筋力をつける必要があると診断され、リハビリ生活のため神戸市に移った。
 マーサさんは将来、看護師になりたいといい、「学校に行きたい」と希望している。辞書を片手に英語のシェークスピア作品を読んだり、ひらがなの書き取りにも挑戦。電話が通じないため家族と話すことはできないが、「トモコがいるから寂しくない」と気丈に笑顔を見せる。
 美木さんは「MSFの仕事を通じて、一人の人間ができることには限りがあると分かった。マーサとの出会いは縁。夢をかなえてあげたい」と願う。マーサさんは約1年間は滞在する見通しで、「治療方法も滞在中の過ごし方も、すべて手探り。生活や資金面で協力してくれる人がいれば」と話している。【五味香織】
 問い合わせは美木さんのメール(
Mgyoko@aol.com )へ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060522-00000016-maip-soci


自費で招くなんてなかなか出来る事ではない すごいなぁ・・・


手術が成功して 歩けるようになるといいですね

支援団体とか出来るといいのに。