堀江被告側「違法認識ない」 ライブドア事件 公判前手続き始まる

 ライブドア事件で、証券取引法違反(偽計、有価証券報告書虚偽記載など)の罪に問われた同社の前社長、堀江貴文被告(33)の公判前整理手続きが十日、東京地裁(小坂敏幸裁判長)、検察側、弁護側の三者が出席して東京地裁で始まった。弁護側は「堀江被告に違法行為をしたという認識はない」として起訴事実を否認した。
 公判前整理手続きの期日に堀江被告は出席しなかった。弁護側は第一回期日で起訴事実を否認した上、検察側に起訴事実や証明予定事実の計約八十項目について、詳細な説明を求めた(求釈明)。検察側は一部回答し、今後の期日などで詳細に説明する。第二回期日について、東京地裁は六月七日を指定した。
 また三者は初公判を八月に開く方向で協議。今後、合意すれば、初公判後の集中審理で今秋にも判決が言い渡される可能性が強まる。
 堀江被告は三月十四日までに二度にわたって起訴され、東京地裁は同月二十七日、公判前整理手続きの適用を決定。その後、検察側は証明予定事実記載書と証拠調べ請求書、弁護側はそれぞれに対する意見書を同地裁に提出した。
 堀江被告は共犯とされるライブドア前取締役の宮内亮治被告(38)らとともに辞任し、罪証隠滅の恐れが小さくなったことに加え、公判前整理手続きで弁護人との詳細な打ち合わせが不可欠として、四月二十七日に保釈された。
 ■ライブドア事件の起訴事実
 堀江被告は前取締役の宮内亮治被告らと共謀し、関連会社が株式交換で出版社を買収した際、交換用に発行した新株の売却益を還流させることを計画。平成16年10-11月、新株を多く発行するために出版社の企業価値を過大評価した上、株価をつり上げる目的で粉飾した関連会社の決算短信を公表するなどした。(偽計、風説の流布)
 ライブドアの16年9月期連結決算で、売り上げと認められない自社株売却益約37億6000万円を売上高に入れたほか、買収手続き中のロイヤル信販など2社からの架空売り上げ15億8000万円を計上。約3億1000万円の経常赤字を約50億3000万円の経常黒字と偽った有価証券報告書を関東財務局に提出した。(有価証券報告書の虚偽記載)
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 ≪ヒルズにこもり公判対策 堀江被告≫
 保釈されて東京・六本木ヒルズの生活に戻ってから十日で二週間となった堀江貴文被告。大型連休中も外出せず、公判前整理手続きやその後の裁判に向けて、弁護人と打ち合わせを続けた。
 関係者によると、堀江被告は四月二十七日に保釈され、東京拘置所を出た後、検察側が開示した共犯被告や関係者らの供述調書などを読み込み、各調書の内容について弁護人と協議している。
 取材依頼が多く寄せられ、マスコミへの今後の対応も弁護人と相談している。
 拘置中に伸びた髪はそのままで、登山への意欲も持ち続けている。登山経験のある関係者に「(道具を)買いに行きましょうか」と話したこともあった。
 一連の事件で、メールによるやりとりが問題となったため、堀江被告は周囲からメールを自粛するよう求められているという。
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 ≪公判前整理手続き≫
 ■審理短縮、6日で判決も
 平成二十一年に始まる裁判員制度に向け、刑事裁判の充実と迅速化を図る公判前整理手続きは昨年十一月の導入から今年三月までに、裁判員制度の対象事件ではない証券取引法違反罪の堀江貴文被告(33)も含め、約百五十事件に適用され、審理期間を大幅に短縮させている。ただ同手続き後の集中審理への対応に苦慮する弁護士は多く、不満も出ている。
 公判前整理手続きは、検察側がまず公判での証明予定事実や採用を求める証拠を明らかにし、弁護側は起訴事実の認否や検察側証拠などへの意見を表明。裁判所、検察側、弁護側の三者が話し合って争点を絞り込み、公判日程を決める。
 初公判後は連日開廷を目指す。これまでのケースでは審理期間は大きく短縮され、殺人の起訴事実を否認している被告の裁判が初公判から判決まで六日しか、かからなかった事件もあった。
 東京地裁で三日間の連日開廷を経験した弁護士は「被告との意思疎通だけでなく、審理内容を踏まえた弁護に必要な時間が足りなかった」と制度の問題点を指摘する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060510-00000027-san-soci


そりゃ ここにきて認めるわけは無いよねぇ

あとは裁判の結果ょ見守るばかり

そして いつどこでここまでの心境を語るか


転んだままでいるわけは無いから

今後の動向にも注目ビックリマーク


しかし・・・マスコミの扱い時間も少なくなったね

あんだけの大騒ぎは今何処(笑)