人気じわり ハタハタサンバ
◎ 男鹿発 目指せヒット ◎
―男鹿の名物数々あれど ハタハタブリコ しょっつる田楽 白子も最高 ハタハタづくし――。県魚のハタハタを、ボサノバ調の明るいメロディーに乗せて歌った「ハタハタサンバ」が男鹿市内で、じわりじわりと注目を集めている。静岡県から全国的に火が付いたご当地ソング「冷凍みかん」のようなヒットを目指し、市商工会の関係者たちの鼻息は荒い。
歌詞は今年2月、男鹿市にあるホテル「雄山閣」社長の山本次夫さん(70)と、同市で清掃サービス会社を経営する鈴木剛さん(49)が作った。鈴木さんがベースを担当している「ブルージュバンド」が曲を演奏し、秋田市で活動する歌手の星野ミカさんが歌っている。
山本さんらは早速、歌を収録したCD約80枚を、男鹿市商工会を通じて市内のスーパーや幼稚園に配った。ドライブインで歌を聴いた県外の観光客からは「CDが欲しい」との問い合わせもあり、反応は上々だ。
しかし、ハタハタサンバが生まれるまでには、曲折があった。鈴木さんは3年前、「男鹿に歌がないのはさみしい」と思い立った。昨年1月に作詞・作曲した「なまはげサンバ」を、山本さんに試聴してもらった。だが、山本さんが「伝統文化であるナマハゲをけなすことになりかねないか」と心配し、歌はそのまま“お蔵入り”してしまった。
今年に入り、山本さんが鈴木さんに「ハタハタサンバを作ってけれ」と依頼。ハタハタを食べない子どもが地元で増えていると聞いた山本さんが、親しみのある歌を考えていたのだ。
「かもめわきたつ男鹿の冬 しけが来なきゃハタハタ来ない 行くぞ荒波命をかけて 大漁祝うハタハタサンバ」
自ら作詞に挑戦した山本さんは一気に3番まで書き下ろし、家族の評判も良かったという。山本さんは自信満々の表情で鈴木さんに歌詞を披露したが、返ってきた言葉は「これじゃあ演歌。サンバにはほど遠い」。結局、山本さんの歌詞の一部を生かす形で、現在の歌に仕立てたという。
今後は振付師に依頼して、歌に合わせた踊りもつくる予定だ。
歌は「男鹿なび」(http://www.oganavi.com/ )でも聴くことができる。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news001.htm
ご当地ソング定着なるか!?陽気に踊ろ~ハタハタ~サンバ
http://www.oganavi.com/news/archives/2006/04/15211243.html
(歌詞・試聴)
さあみんなで歌おう、陽気に踊ろうハタハタサンバYeah
・・・と言うわりに ノリがいまいち?
ローカル感があふれ出てるなぁ(笑)
さあ みんなで歌おう ハタハタサンバ
さあ 陽気に踊ろう ハタハタサンバ
みょうに耳に残るフレーズ・・・(笑)
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