彼の口癖は「落ち着いたら一緒に暮らそう」




会えない間も、電話での話題はこれ。




少しでも一緒に居たいと考えた末の「同棲」の誘い。




プロポーズはされたものの、別れてから5年の月日が流れてて。




離れて居た時間を考えると、お互いに即結婚には踏み切れなかった。





そこで「結婚までのお試し期間」としての同棲だった。






でも、ある時の電話を境に、私の中で少しずつ、彼とのズレを感じていた。










の仕事が忙しいのは分かるが、それにしても3ヶ月も会えないなんて。。。




その不満を彼にぶつけると




「咲子もあの時納得してくれただろ?」




と言われてしまう。




そう言われてしまうと、私からは何も言えなくなってしまう。




結局、電話で話しても喧嘩が増えた気がした。




それでも、彼との生活を視野に入れて頑張っていた。




彼との生活を始めるには引越しをしなきゃいけない。




引っ越すにしてもまず必要なのはお金。




お互い「同棲資金」として貯金をしていく事にした。




引越し先は実家から1時間程離れたところが良いと言う彼。




色々調べてみると、かなりの額が必要だと判明。




「バイトでもするかな。。。」




このバイトが私の運命を変えるとは。。。




この時の私が知る由もなかった。