私の気持ちなんて、お構いなしに奴らはやって来る。
この時は、叔母1号と祖母ちゃんの2人。
ごくごく普通の週末だった。
予定としては、お昼過ぎに最寄の駅に到着だった。
うちの両親にも来てもらって、相手をしてもらう事になっていた。
初孫、姫にデレデレなうちの父。
昼頃来れば良いから!と伝えたのに。。。。
うちの到着したのは、午前10時(-_-;)
私寝てますが(@Д@; アセアセ・・・
うちはマンションなんだけど、何かあったときの為に
私の親に合鍵を渡している。
だって、鍵を失くしてしまったら、複製を作るのに2ヶ月も
掛かるって言うし。。。
それに、マンションの頭金は私の貯金から出したけど、
銀行への借り入れ分は
「利息がもったいない!!」
と、母が老後の為の貯金を貸してくれた。
言ってみれば、うちの両親はこの自宅のオーナー?(笑)
鍵を預ける時、颯人にも了解を貰った。
だから、私が寝てても勝手に入ってくる。
お昼ちょっと前に、ニュース速報が入った。
どうやら地震があったみたいだ。
初めは全く気にしてなかった。
が!
「咲子!颯人の実家は大丈夫か?!」
父に言われた。
見ると、どうも颯人の実家の方らしい。
でも、実家と言っても、住んでいるのは馬鹿親父だけだし。。。
し~らない( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
ニュースを見ると、新幹線が止まってるらしい。
祖母ちゃん大丈夫か??
そう思ったけど、携帯持ってないし!
叔母1号も持ってないし!
こっちから連絡取れないよ。
数時間後、颯人から連絡が入る。
「祖母ちゃん達来た??」
「まだ来てないけど。。。。新幹線止まってるらしいから。
あっちから連絡くれないと、分かんないよ!」
「そうか。。。一応実家の方に連絡してみるわ!」
結局、颯人が実家に連絡を取ったんだけど。。。
実家、特に壊れたものも無く、馬鹿親父至って元気だった。
それから、待てど暮らせど、祖母ちゃんからの連絡は無かった。
夕方になって、家電がなる。
ナンバーディスプレーを見ると、多分颯人の実家の方の番号だ。
「もしもし?」
「あ!咲子さん?叔母2号だけど!
祖母ちゃん達、そっちに着いた??」
焦った感じで、口早に聞かれた。
「まだ来てないですけど?そっちに連絡は?」
「それがね。。。。連絡ないから困ってるのよ!!」
「はぁ。。。。」
「じゃあいいわ!とりあえず、もしそっちに着いたら連絡して!」
「分かりました。」
叔母2号。。。
自分の言いたい事だけ言うと、さっさと電話切りました(-_-;)
それから1時間くらいして、また家電が鳴る。
「もしもし?」
「あ!咲子さん?祖母ちゃんです!
今駅に着いたんだけど、どうしたらいいんやろ?」
「あ!分かりました。すぐに迎えに行くので、
改札で待っててください!」
私は急いで準備をした。
父が、乗せて行ってやる!と車を出してくれた。
駅に着くと、疲れた表情の祖母ちゃんと叔母1号が居た。
「祖母ちゃん!」
声を掛けると、こちらへ足早にやって来た。
「遅くなりました~~。途中、地震で新幹線止まったからね。
連絡できなくて悪かったね。。。。」
そんな話をしながら、父の待つ車へ向かった。