診察室へ入ると、中はかなり狭かった。
ベビーカーにチビを乗せていたので、そのまま入ってしまうと
身動きがとれないくらい狭かった。
まだ1歳にもならないチビに、眼科の診察は容易ではかった。
大人の診察なら簡単に済む事も、小さすぎる為に苦労した。
診察は私を含め、3人掛かりだった。
「肉眼で見た限りでは、角膜に菌が侵食ないみたいですよ。
だけど、念の為に検査しておきましょうね。
その方がお母さんも安心でしょう!
奥の検査室に行ってくださいね。
私もすぐに行きますから!」
看護師さんと一緒に検査室に入った。
チビはメチャクチャ暴れるので、最終的に拘束体を付けられた。
それでも暴れるので、私が体を抑え
看護師さんが頭を抑え。。。。
眼もなかなか開かないので、強制的に目を開かす器具を
使って検査した。
その間、姫は一人検査室の前でお留守番。
いつもなら、泣いてしまうのに、この日は泣きもせず
一人で待っていてくれた。
「結果はすぐに出るので、しばらく待って居てください」
看護師さんに言われ、待合室で待っていた。
その時、颯人から電話が掛かってきた。