ばあちゃんの言葉が、心の中に引っかかり。。。
私は姫との距離を縮められないまま毎日が過ぎた。
それでも1ヶ月も経つと
「こんなもんか。。。。」
と、諦めに似た感情が出てきて。。。
なんとか、以前のように姫に接する事が出来るようになった。
でもやっぱり、微妙な感情は残ったままだった。
その日も姫と2人、家で一緒に遊んでいた。
夕方、颯人から電話が来た。
「これから○○町まで行くんだけど、高速使っても良い?」
電話の掛かってきた時間は、丁度夕方のラッシュ。
仕事で行くのかな??と思いながら
「仕事?」
って聞くと
「あ~~。。。これから○○警察署まで行くんだ」
颯人は仕事柄、警察署に用事があったりすることがある。
だから、この時もてっきり仕事だと思った。
「別に仕事で行くなら構わないよ?
会社から高速料金でるんでしょ??」
「イヤ。。。。仕事じゃないんだよね。。。。」
初めから気がつけば良かった。
○○町って、元嫁の居るところじゃん!!
「もしかして、なにかあっちと絡んでる?!」
颯人は重い口を開いた。
「事情聴取に同行しないといけないから。。。。」
エッ? (;゚?゚)ノ マジ?
私は一瞬頭が真っ白になった。
警察で事情聴取って。。。。
何か事件にでも巻き込まれたの?!
私が黙っていると、颯人が話し出した。
「実はな。。。。 」