颯人がカレンちゃんと遊んで帰ってきた夜、それまでの不満が爆発した。
私は颯人とカレンちゃんの2人で遊びに行っていると思ってた。
結婚したと言っても、カレンちゃんは颯人の子供。
頭では分かっていても、やっぱり、できれば、遊びに行って欲しくない!
だけど、そんな事を言ったら、颯人は寂しいだろうし。。。
「子供と会うのは仕方ない」
無理に割り切った振りをして、我慢していた。
なのに!なのに!!
そこに元嫁も居たのだ!!
私は嘘を疲れるのが1番嫌い。
もし、元嫁が来る事が分かっているなら、初めから言ってくれれば
気持ちは割り切れないけど、仕方なく認める。。。と思う。
それなのに、また嘘ついて遊びに行ってる!!
「今日もご馳走さま~~♪
また来週、美味しいもの食べに連れて行ってね!」
(#`-_ゝ-)ピキ
このメール見て、切れない人が居たら教えてください!
私、切れました。
だって、無職よ?
秋には子供も生まれるって言うのに、無職!
そして、就職する気が無いって言ってるし。
あんたの小遣いは私が大きなお腹抱えて働いて稼いだ金や!!
そう思うと、もう止まらなかった。
「あんた!いい加減にしいや!!無職の癖に、こんな事して!!
大体なぁ、なんで嘘ついて出掛けるんや!!
嘘が1番嫌いって分かってるやろ!!
私なんて、ここのところ外食もした事ないわ!
私の稼いだお金で、平気な顔して元嫁とご飯なんか食べれるなぁ?
その神経疑うわ!!(#`皿´)<怒怒怒怒怒怒!!!」
颯人は自分が劣勢になると無言になる。
頭に来た私は、その場で離婚届を書いた。
以前、本家に戻る、戻らないの話の時にもらっておいた離婚届が
こんな時に役に立つとは思わなかった。
「颯人!これにサインして!
あんたみたいないい加減な男と結婚した私が馬鹿だった。
もう、あんたにはついていかれへんから!」
そう言って、離婚届を渡した。
颯人は、その場で離婚届を破り捨てた。
でもね、離婚届、沢山貰って来てるんだ~~(笑)
新しい離婚届に記入する私。
それを横から取って破り捨てる。
もう、お腹が大きいのに離婚届の取り合い。
「分かった。咲ちゃんの気持ちは分かったから。
もう、来週からは出掛けないから。。。。
だけどな?一緒に出掛けたのには理由があるんだよ!」
「理由ってなによ?」
「実は。。。。」
やっと颯人が話し始めた。