颯人に引き止められた。








私は腕を掴まれ、座っていた椅子に戻された。






「で?正直に話してくれるんやんなぁ?」







「。。。。はい(_ _。)・・・シュン」







「じゃあ、聞かせてもらうわ」







「はい。。。実は、会社の子で。。。







前にシステム担当してた時に知り合って。。。初めは向こうから電話が掛かってきて。。。」







「で?!(`Δ´)」









「で。。。この前会いに行きました。。。」







「この前?それは私が怪しいって言ったベーベキューの日の事かな?」







「そうです。。。」










「で、どこまで会いに行ったわけ?近くじゃないよな?」







「○県まで。。。」







「はぁ?!○県ってどうやって行った訳?」







「フェリーで行きました。。。」







「あんたって、ホント付き合う前の女にはマメよなヽ( )`ε´( )ノ





で、相手は何歳の人?」







「俺より年上です」







「はぁ?!( ̄□ ̄;)」










正直、私より若くて、可愛い子なら仕方ない。




私は可愛くもないし、若くもないから。




でも、颯人より年上って。。。




一体私の幾つ年上なんだよ?




そんなおばさんと浮気って。。。




私も舐められたもんだわ┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ・・・








「えーっと。その人バツイチで、色々相談とか乗ってて。。。







それで話が盛り上がって、会いに行きました。」







「そうですか!そんなに話が合うんだ!!







じゃあ、バツイチ同士一緒になったら?私は別に構わんよ!」







「イヤ!あの人に恋愛感情はないです!全くないから!!」







「全くなくて愛してる?笑らかしよんな~~~!」







「ホント、ごめんなさい!!もう、絶対会わないから許してください!(。-人-。)」







「お前のごめんは聞き飽きた( ̄へ  ̄ 凸」







「ほんとに、もう裏切らないから!」







「じゃあ、ここで電話して!」







「(  ゜ ▽ ゜ ;)エッ!! それは。。。。多分まだ仕事してるだろうし。。。







今後一切電話に出ないようにするから!」







「あっそう!分かった。







それにしても、あんたはバツイチになった理由も自分の浮気なのに学習能力ないんか?




お前は馬鹿か?」







「馬鹿って。。。すいません。。。だけどね??ちょっと聞いてくれる??」







「なに?」







「あのさ、咲ちゃんと知り合ってもう6年よ?





毎日毎日ご飯ばっかりだったら飽きるやろ?





たまにはラーメンとか食べたくなるやろ?





でも、やっぱりご飯が美味しいって思うやろ?





そう言うことなんだよ!」







「(o´д`o)=3・・・・・やっぱりあんた馬鹿やろ?」







「だから、俺が言いたいのは。。。。







毎日同じ物ばかり食べてたら飽きるから、たまには寄り道もする!







だけど、最後には咲ちゃんのところに帰るから







咲ちゃんはデンと構えて待ってて欲しいんだよ!」










「分かった!じゃあ、私も同じことしても良い訳ね?







私だって、いつ帰ってくるかも分からないあんたをずーっと待ってた訳だから?







同じ事しても文句言われる筋合いはないよな?」










「それは駄目です。。。」







男の勝手な理由に私は黙って従えって言うのか?!












馬っ鹿じゃねーの!!