翔君はそれから毎日のように、学校帰りに私の家に寄っていた。




私の部屋は2階だったから、親が部屋に来る事は滅多とない。




部屋に来るとしても、階段を上がってくる足音で分かるのだ。




互いに目覚めてしまった体の2人は、毎日のように愛し合った。








受験を控えていた3年生になっても。。。








私は当初予定していた東京の大学の試験は白紙で出した。




もし、合格すると姉と一緒に暮らさなくてはいけないから。




私の姉はある意味親よりうるさい┐( ̄ヘ ̄)┌




家でも姉と比較されつづけていた私は、出来るなら一人暮らしがしたかった。




親としては「姉と一緒」と言う安心感が欲しかったのだろうけど。




親の期待に反して、私は一人暮らしの出来る学校の受験を決めた。




彼も自宅を離れ、他県の学校への進学を希望していた。




結局、お互いに推薦で進学する。




私は九州に彼は北海道に。。。




卒業までの間、別れを惜しむかのように、毎日毎日愛し合っていた。