私から一方的に電話を切ったものの。。。。。
颯人が掛け直してくるのを期待していた。
だけど、颯人からの連絡はなかった。
翌日、眠れぬまま仕事に行った私。
泣きはらし、目は腫れてるし。。。。。
とんでもない顔だったと思う。
その日は、営業の日だったので、出社してすぐに営業に出かけた。
運転をしてても、涙が止まらない。
心の中のモヤモヤが晴れない。
昼休み、結局私から颯人に連絡した。
「もしもし?颯人?」
「ああ。。。。。」
颯人の声がいつもと違った。
「昨日の話やけどさ。。。。。
今すぐ忘れてくれ、別れてくれって言うのは無理やねん。
だって、私まだ颯人のことこんなに好きなのに。。。。。」
「でも俺は初めから元嫁とやり直したいって話してたやろ?
昨日も話したけど、俺はもうそっちに戻っても逢うつもりはないねん!
これ以上俺にどうしろって??」
「なんでそんな言い方すんの??
私がまだこんなに好きなのになんで分かってくれへんの?」
「分かってくれへんってさ。。。。。
俺から言わせれば、咲ちゃんのほうが分かってないって話だよ。
ってか、もういい加減にして欲しいんやわ。
お互い納得の上で付き合ってたのに、今になって。。。。。
もう俺は嫌いだから!連絡してこんとってくれる?」
「イヤや!別れへん!私のこと嫌いにならんとって!!
私の気持が吹っ切れるまでは一緒に居て欲しいんや。
お願いやから。。。。。」
泣きながら話す私に、しばらく無言だった颯人。
「分かった。じゃあ、咲ちゃんが忘れるまでな?」
「うん。。。。。じゃあ、また、夜電話してもいい?」
「ああ。。。。仕事中だろ?じゃあまた夜な!」
この時から、颯人の顔色を見ながらの生活が始まった。