私の問いかけに、終始無言の颯人。
こいつって、いつも自分が悪いと無口になる。
多分頭の中でいろんな事考えてるんだろうな。。。
数分の沈黙の後、先に口を開いたのは私だった。
「黙ってたら、話にならんのやけど??
言いたい事があるなら、今ここで言ってくれる?」
「・・・・・」
「そうやって、いつもみたいに黙ってても
今日ははっきりさせるつもりだから無駄やで!」
私の「無駄」の言葉に観念したのか
「ごめん。。。(_ _。)」
一言だけやっと喋った。
「あんたのごめんは聞き飽きてるって!
謝罪の言葉なんて今は聞きたくないから、ちゃんと説明してくれるか?」
「・・・・・・」
「あんたが説明できひんのやったら
直接相手に電話しても良いんやけど?
それでええか?」
「自分で話します!」
さすがに相手に電話されたら都合が悪いよな(笑)
支店は違うとは言え、同じ会社の同僚だし。
「で?どっちからまた誘ったん??」
「初めは電話とか来ても無視してたんだけど。。。
あっちから何度も電話が掛かってきて。。。。」
「ふーん。。。この前聞き忘れたんだけど何であんたの携帯知ってんの?」
「それは。。。前に指導でそこの店舗に行った時に
何かわからないことがあったら連絡くださいってメモで支店に残して来てたから。。。。
多分それで知ってたんだと思う。」
「それで?」
「で。。。また何度か電話して。。。。
でも咲ちゃんに言われてからもう会ってないよ?
会ったのはあの日1日だけだから!それ以外は、電話しかしてないから!」
「電話しか?電話だけでも十分やろ!
あんた、私になんて言った?
もう別れたった言ったやんなぁ?連絡も取ってないって言ったやん!
全部嘘やないか!!
人のこと馬鹿にするのもいい加減にしいや!!(`m´#)」
「はい。。。すいません。。。。(_ _。)」
「すいませんはいいから、あんたの携帯見せて!」
「なんで??」
「どうせまた、バカップルみたいなメールしてるんやろ?
大体その携帯も私が買ってやったんやろ?
それを浮気の道具に使うか?見せろ!!」
「・・・・はい。。。。。」