颯人はすっかり気落ちしていた。
余りにも早すぎる義母さんの死に気弱にもなっていた。
「気持ちにポッカり穴があいた。。。。。」
とよく言っていた。
確かにそうだと思う。
今までそこに居て当たり前だった義母さん。
それがある日突然居なくなったのだから。
「俺が死んだら、誰が骨拾ってくれるんやろう。。。」
そんな時は決まって
「私に決まってるやろ!!」
そんな会話が増えていた。
颯人の心境が、今までにないくらい落ち込んでいる。
だから、きっともう浮気はしてないだろう。。。
そう思っていた。
が、見事に私の予想は裏切られた。
葬儀の後、颯人は私の実家へ挨拶に行く予定になっていた。
前日、電車で帰るからと連絡を貰った。
が、当日何の連絡もない。
もしかして、寝坊???
そう思って電話してみると、案の定寝てた_| ̄|●
そこから慌てて準備をして帰って来たが。。。。。
後日、この寝坊の理由が明らかになる。