結局、この時以降、親権移動の話はそれっきり出てこなかった。
そんな話もすっかり忘れていた頃、
私は姉が帰省して来ると言うので、久しぶりに実家に帰っていた。
颯人は、会社があるので一人家に居た。
実家に戻った私。。。。
とにかく疲れてて、姫をみんなに任せて横になっていた。
姫はと言うと、みんなに遊んでもらってご機嫌♪
そして私にも構って欲しいのか、寝てる顔を叩く(>o<")
姉が帰ってくると、決まって行くのが温泉。
実家から、車で10分も走れば着いてしまう距離にある。
その日も「家のお風呂じゃゆっくり入れない!!」
と言い出した、じぃじ(私の父)(-_-;)
温泉に行こうって話になった。
が、私はなんだか調子が悪かった。
吐きそうと言うか、だるいと言うか。。。。
「咲!温泉行くぞ!準備しろ!」
じぃじに言われても、体が動かない。
「分かった。。。。」
そう返事をするものの、体が言う事を利かないのだ。
「オイ咲!みんな準備できたぞ!
お前も早く準備しろって!」
じぃじの誘いにイラっと来て
「もう!調子悪いって言ってるやん!
そんなに行きたいなから、自分達だけで行ってくれば!!」
しばし、無言。。。。
見かねた姉が
「風邪でも引いた??とりあえず、暖かくして寝てな!
帰りに美味しい物でも買ってきてあげるから♪」
と間に入った。
「じゃあそうさせてもらう。。。。姫のことよろしくね。。。。」
ちょっと重い空気の中、みんなが出て行った。