颯人の減給処分が終わった頃、その電話は突然掛かってきた。
正月休みで、颯人がマンションに帰って来ていた時だった。
電話の相手は、颯人の叔父。
颯人の正月は、いつもカレンちゃんを連れて帰省と決まっていた。
この時も、聞いてなかったけどカレンちゃんを連れて帰省するつもりでいたらしい。
そこへ叔父からの電話。
電話を終えた颯人が言った。
「今、叔父さんから電話があったんだけど。。。。
咲ちゃん連れて、明日来いって言うんだけど。。。。」
「( ̄△ ̄;)エッ・・? いきなり???」
「さぁ?俺にも分かんない。
ただ、話があるから帰って来いって言うんだけどね?」
「で、どうするの??」
「。。。。。俺、カレン連れて帰るつもりで約束してるから。。。
さすがに咲ちゃんと一緒にカレン連れて行く訳には。。。。。」
「でも、一緒に帰って来いって言われたんやろ?
それで私が一緒に行かなかったらどうなるの?」
「多分。。。。後で色々言われるやろうな?」
「ふーん。。。。私が後から色々言われても、颯人は平気なんや?」
「平気じゃないけど。。。。でも、カレンが。。。。(# ̄З ̄) ブツブツ」
相変わらずはっきりしない奴o(`*ω*´)oイライライラ
「後から文句言われるのも嫌やから、私一緒に行くわ!」
「そ、そうか。。。じゃあ、カレンに断りの電話入れとくわ。。。。」
こいつって、やっぱり私よりカレンちゃんなんだね。。。
結婚しても、きっと変わらないんだろうなぁ。。。。。
そう感じずにはいられなかった。