支え | arigioari

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現在の徒然なる思いの、寄せ集めです。

ぼくはなんとか立とうとしていた。しかし、体は地にのめり込んでいくみたいだった。心の作用で、体がなんとか横に傾いでいるかのような印象を得た、あくまでも立とうという心の作用で。しかしどうしても立てなかった。だれかが近づいてくる。このアスファルトの通路に、だれか、普通のだれかが近づいてくる。見られたくない。その気持ちはとても強烈だった。根本の衝動だったろう。近くになにかが置いてあった。よし、これさえあれば大丈夫だ、これさえあれば。それは何であったか、今では分からない。しかし、これはうたた寝の単に夢にすぎず、立とうと思えば立てる、ということで始めてぼくは立てた。よくでてくる夢のパターン。だが、あれは何であったか。ぼくはぼく自身の支えを何だと思っていたのか。