最初に入った起業塾は
〝自分の好きで
事業をつくろう〟
というコンセプトでした。
私も
好きなことが仕事になる
というところに引かれて
入りました。
一緒に参加した講座生は
大体の人がすでになんらかの
資格がある人や
ある程度、やりたいことが
決まっている人がほとんど。
スタートの時点で
私、場違い?
と周りとの差を感じていました。
それでも、セッションしながら
好きなことを探して
事業をつくっていきましょう
という進めに
わくわくしていました。
セッションはまず
自分の好きなことを
10個書き出す
ということからスタート。
好きなこと…?
私の好きなことってナニ?
昔からこれといった趣味も
人に自慢できるような特技も
ありませんでした。
良く言えば、なんでもできる。
悪く言えば、平凡。
そして、
私が思いついた好きなこと
・甘いものを食べること
・家でだらだら
ワイドショー見ること
・一人で買い物
・ネットサーフィン…
これで仕事なんてできる?
と思ったが、講師の人は
それを掛け合わせて
いくつか提案してくれた。
その発想力は
すごいと感心した。
そして決めた私の事業。
『小さい子どもがいて家から
出たくても出れないママと
甘いものを食べながら
オンラインでお暇時間を
充実させよう』
そんなのでいいの!?
私、話を上手に
回したりできないけど!?
なんのスキルもないけど!?
でも絶対に需要があると
言ってもらい、
私もそんな気がしてきて
その事業に
取り組むことを決めました。
講座内容は
商品作りや集客についての
理論的な話が主だった。
カタカナの専門用語も多く
話を聞いていてもなんのこと
だかわからず、雰囲気で
意味を想像しながら聞いていた。
それでも
初めて触れる話だったので
とても興味深かった。
この講座のもう一つのコンセプトが
3ヶ月で収入を得られる
事業にするというところ。
3ヶ月先には私にも
楽しい生活があるんだ!
とある意味夢ばかりみていた。
しかし一ヶ月経ち、二ヶ月経ち
他の講座生は情報発信をしたり、
お客さんとやり取りしたり、
事業が出来上がっている様子が
見えたが私は自分が
どう取り組んでいいのかも
わからない状態だった。
それは私が決めた事業自体を
私が楽しめていなかったし、
自信も持てていなかったことで、
自分がやるんだ!
という気持ちがなくなっていた。
その結果、3ヶ月後の私は
〝やっぱり私にはできない〟
〝やりたくない〟
という気持ちになって
講座を終了することになった。