リンゴの気持ち -607ページ目

自分で決める到達点

先日、ジャズヴァイオリニストの寺井尚子さんのライヴを観に行ってき
ました。
彼女の生演奏を観る(聴く)のはこれで3度目。もちろん演奏そのもの
は言うに及ばないですが、彼女の内面から放たれる"格好良さ"には毎回
魅了されっぱなしです。

寺井さんに限らずそれぞれの世界で道を究めた人達というのは、そこに
辿り着くまでの過程で、自分を律し甘えを排除して妥協する事なく"自分
で決めた到達点"に向かってひたすら努力してきた結果が、自分の自信と
なり自然に人を惹きつける魅力とか人を納得させられる力となっている
のだと思う。
女性誌の人気モデルのもえちゃんやエビちゃんも、決してただ可愛いと
か綺麗というだけで輝いている訳ではなく、そこに辿り着くまでのしっか
りとした裏付けがあるからこそトップの座に居られるのだろう。

果たして今の自分はどうか。
振り返ってみると、仕事にしても遊びにしても、人に敷いてもらったレー
ルの上を何も考えずただ当たり前のようにのほほんとなぞっているだけで
はないか。
自分はこれからどうなっていきたいのか、そのためには何をすればいいの
か、何をしたいのかさえも人に決めてもらっているような気がする。
そろそろこんな甘えた生活は卒業して、今までほったらかしてた"本当の
自分"を探して、自分で決めた到達点に向かってゆっくりでいいから確実
に自分の足で歩んでいかなければ。

そんなチョット堅い事を考えさせられたこの前の出来事でした。