降格処分

 責任をとって退団をしない、させないのなら、降格処分という判断は出来なかったのでしょうか。

宙組はトップスター不在にして、専科から主演を呼んでくる。それも、宙組への組替えではなく、あくまでも特出という形で専科から主演を演じる人をローテーションで呼んできて、主演を務めてもらう形で。凪七瑠海さん、水美舞斗さん、瀬央ゆりあさんと主演を任せられる人材は専科にいますから、そういうところでトップスター不在を補ってもらったら、上演は出来るのではないかと思います。

  

 そうなると降格処分が外にはっきり目に見える形で分かってしまうのは、トップスターただ一人になってしまいますが……。もしも、トップスターがパワハラ行為者でなければ、そうした処分を受ける事はなかった。でも、宝塚歌劇団はパワハラ行為者に何の処分も下せない組織ですから、そんな心配をする必要はありませんでした。良かったですね。

 

 パワハラ行為者の処分の為に、嫌な気持ちや疎外感を専科のスターの方達が味わうのは可哀相。そもそも、パワハラ行為者は「パワハラをしない」という劇団との誓約書の約束を破っているのですから、それに対しても処罰を受けるべきではないかと私なんかは思うのですが、どうやら宝塚歌劇団の常識ではそうではないから、処罰なんて受けないまま宙組は現体制のままで再開されてしまうのですよね。

 

 組合同

 かつては2組合同の公演がいくつかありました。月組星組合同公演(1967年公演『オクラホマ!』)とか、月組雪組合同公演(1968年『ウエストサイド物語』)とか、花組星組合同公演(1974年公演『虞美人』)とか。それで4組がローテーションで宙組と合同で公演するとかして、宙組の人数不足解消とかって出来ないかなって思ったんですけれども、今度は人数が多くなり過ぎてしまって、さすがにこれはダメかって思ったり。

 

 組合同にしても、主体になる組はあって、その主体の組のトップスターが主演を演じたり、ダブル主演になったり、主体の組ではない方のトップスターが主演を演じたりと、主演をどちらのトップスターが演じるかというのは、それぞれにいろいろなパターンが存在していたのですが、そこからヒントを得て、合同の時は宙組と組んだもう一つの組のトップスターに主演を演じてもらうのもいいのかなって考えつつ、宙組の事情に他組を巻き込むのはどうなんだろうって考えてしまいました。

 

 一方で、これは宙組だけの問題ではなく、宝塚歌劇団全体の問題なのだから、他組も巻き込んで劇団全体で当事者になって考えてみるいい機会にならないか、等と考えてみたりもしました。

 

とはいえ、

 こんな素人の私が考えたことは実際には起きない事なので、こんなことを考えたところで全部ムダ。

ただの素人おばさんの妄想に過ぎません。それも現実的じゃない、それこそ狂信的な宝塚ファンの方から見たら、劇団の事を何も分かっていない、劇団員の事を何にも思っていない自己満足のアホな妄想にすぎません。

 

 でも、パワハラ行為があった事を認めて謝罪し、該当者は謝罪文を出した。だけど処分はしないという、やはり私には理解出来ない対応をされているのを見ていると、退団させないまでも何らかの処分はあった方がと考えてしまい、降格処分とかって考えられなかったのかな。なんて、現実的ではないムダな事を考えてしまったのでした。