昨日の雷は、すごかったです。
かなり長い時間、大きな雷がなってました。
さて、今日読み終わった「新宿職安前託老所」。
鈴木輝一郎さんという方が書いておられるんですけど、
ものすごくこわかったです。
「託老所」と呼ばれる施設に
自分のことは自分でやれるお年寄りが集まってくるんだけど
みんな「ぽっくり」逝くことを望んでいて
誰かがボケてしまうと
まわりの老人達が助け合って自殺に見せかけて殺してやる
という話でした。
なんか読んでいるうちに
怖くて不安なんだけど
その先が読みたいと思わされるような本でした。
自分としてはこういう感覚、珍しいです。
それだけリアルに現代社会に密接に関係している題材だからなのかなと思いました。
実際問題として、自分の親が年取ったときにどうするのかなんて
深く考えないできましたが、
もうそろそろ真剣に考えなければいけないんだな~。
親の面倒を見ながら
自分の生活を成り立たせるってすごく難しい。
出来るかどうかを考えると不安になります。
でも、こうして親の面倒をみれるかどうか考えている時点で
ダメなのかもと思ったりもします。
小さい自分をここまで育ててくれた親に対して
老後の面倒をみるのは
当然の恩返しだからです。
あんまり実感ないけど
いまこうして生活していられるのも
親が一生懸命働いてくれているおかげだし。
やっぱりいままでの
恩を返すのは当然の行為なのかもしれませんね。
けど、実際にその立場に立たされたときには
かなり悩むような気がします。
もし自分が老後と呼べるときまで生きることが出来るのなら
そのときは、誰にも迷惑のかからないように
自分ひとりでしっかりと生活したいなと思います。