スッキリとした気分で何日か過ごした週末のこと、突然クシャミが止まらなくなりました。
あれれ?
「張切って庭木の剪定をしていたから、何か新しいアレルゲンに曝露したんじゃない?」
とは妻。
「ああ、そうかもね。ちょっと元気になったから、ずっとサボっていたことしないといけなくて…」
最初はそう考えて、ストックしてあるアレルギー性鼻炎の薬を飲むことにしました。
効かない…
それに変だ。アレルギー性なら目や耳も痒くなるはずなのに。
少し調べると、どうも血管運動性鼻炎らしいという可能性が出てきました。
聞きなれない用語かもしれませんが、急に寒くなるとクシャミが出る、あれです。
汚い話で恐縮ですが、鼻水も止まりません。クシャミを伴わなければ老人性鼻漏ということもあります。
下を向くと滴り落ちる様はまさにこれ。
ろ・う・じ・ん・せ・い
ああ、ついに。言葉だけの問題ですが、子供の頃に見ていた老人の年齢に確実に突入したことを思い知ります。もっとも、その頃とは時代が違い、人口の高齢化に伴い私ごときの年齢ではまだ老人ということはできないのかもしれませんが。
ダース・ベイダーマスク(我がブログの先達にして畏友の与力さん命名)から、睡眠中空気が鼻を通して流れ込んでくるのですから、鼻の粘膜が刺激を受けていることは間違いありません。
クシャミ・鼻水だけでなく鼻の内側の粘膜が腫れてくるので、マスク越しに空気が流れ込むと鼻水が逆流して息苦しく涙も出てきます。そもそも空気の通りが悪い。これで眠れなくなってしまったら本末顛倒。まるで悪い夢を見ているような感じです。
どうしようかと思っていたところに、「いい薬あるよ」と妻から教えられて処方してもらったのが、この方の得物のような名前の漢方薬
漢方薬だけあって、すぐに効くということはありませんでしたが、ジンワリと鼻の腫れと鼻水、それにクシャミの頻度が減ってきました。何とかなりそうです。
薬の性質上、きちんと飲んでいないとすぐに効き目がなくなり、服用の間隔があいてしまうとクシャミは連発、鼻はズルズルなので気をつけなければなりません。
睡眠時無呼吸症候群で運転中に突然寝てしまうなんていうのは論外ですが、運転中突然クシャミ連発というのも結構危険なものです。
薬はとうとう常習化してしまいました。
かかりつけ医からも、これでとにかく様子を見ながらしばらくはやっていきましょう、と言われています。
悪い夢のような齟齬はあるものの、大問題を抱えていた身としては、そんな齟齬ぐらいで元に戻すなんていうことはできません。
先月の末、早朝から選挙の立会人で座っていただけなのに疲れてしまい、横になったところうたた寝をしてしまいました。そのうたた寝が覚めた時、CPAPをつけていなかった頃と同じような疲労感が襲ってくるのに気がつきました。意識せずにジワジワと体を苛む症状は睡眠の長短にかかわらず現れるのだということを思い知りました。鼻炎となんとか付き合いながらの治療を今後も続けようという気持ちを新たにしたのです。
この症状の治療の場合は、いざとなれば外科的に根元を取り除くという方法もあるので、そちらにも希望があるというものです。
最初の写真は10年ほど前に鑑賞した 京劇三國志 赤壁の戦い のパンフレットからです。そこでオマケとしてパンプレットにあった登場人物のご紹介。
ご存知の方ならすぐお分かりのように、左から諸葛亮孔明、曹操孟徳そして美周郎こと周瑜公瑾です。
では、この方々はどなたでしょうか?ちょっと難易度の高いクイズです。
ヒント。上は孫権陣営の武将。下は曹操陣営の文官です。