夏休み自由研究はこれ!鳥たちのクチバシ図鑑を作ろう!! | フクロウ,インコ,ペンギンと遊ぶ掛川花鳥園ブログ
8月11日こんにちは、バードスタッフ石山です。
夏真っ盛り、お盆休みも始まって、学生さんは夏休みがまだ半分残っていますね、思いっきり夏を楽しんで下さいね!

さて、今回ご紹介するのは、夏休み自由研究はこれ!鳥たちのくちばし図鑑を作ろう!です。



温室を入って目の前に自由研究の看板があります。
8月の期間は、鳥とふれ合いながら園内を周って自分だけのくちばし図鑑を作ることができるんです。
このシートを作ってくれた多賀君と上林さん。
2人とも才能豊かで期待の新人さんなんですよ!




そして園内にいる鳥約100種1000羽の中で、この8種類の鳥さんのくちばしに注目です!

それぞれ鳥の名前、何を食べているか、くちばしがなぜこのような形なのか調べて記入していきます。




今回は以前紹介した首にリングの模様がある愛称「ジャブ」に協力してもらい、オオフラミンゴのくちばしを詳しく見ていきたいと思います。

ジャブの記事はこちら→オオフラミンゴさんの一芸を披露します!




ジャブのくちばしを近くで見ると、大きくへの字に曲がっていますね。
これは他の鳥には見られない、フラミンゴならではの特徴なんです。




どうしてへの字に曲がっているかと言うと、水面にくちばしをつける面積が広くなるからなんです。
こうして水中にいるエビなどの甲殻類や藻類を食べています。




上くちばしに注目してみると、縁はギザギザしていて、細かなくし状になっています。
このギザギザがとても大切で、この隙間を利用して餌をこしとって食べているんです。
ちなみにフラミンゴのヒナはくちばしは曲がっていません。
なぜなら、エサは親から貰うので、曲がっていると口移しで食べ物が貰えなくなるからなんです。




実際にえさを食べている所です。
水とエサを一緒に吸い込んでこしとって食べています。

そして、食べ方応用編!?
ジャブの食べ方は豪快です。



ジャブのえさの食べ方は、脚をジャブジャブさせて藻などを浮き上がらせて食べる、ちょっと変わった食べ方をします。
名前の由来も、ここからお客様の間で呼ばれるようになって付いたんですよ!



ジャブさんお疲れ様。
くちばしは背中の羽の中にしまい、眠たそうで今にも目を閉じそう。。。

オオフラミンゴのくちばしが、どうしてこの形なのか理解できたでしょうか?
他の鳥たちのくちばしも、園内を周って調べてみてくださいね!
もし分からない場合は、近くにいるスタッフに声をかけてみてください、ヒントをもらえるかもしれませんよ!


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