『おもかげ』浅田次郎著 を読みました。

少しファンタジーよりの、じんとくるお話。

人生を振り返る時間って、なかなかないものです。

振り返ったとして、どちらかというと足りなかったものや、失ったものの記憶が先に出てきて自分で塞いでしまう。

そんな中でもずっと知らず知らず心の拠り所としてきた愛情や、そっと触れていってくれた手のひらがあったこと。それも忘れてはいけないなあ、と思います。