今年はどうやら小雪で終わるようだ
そうなると 山あいの農家では水不足という
事態がありそうな気がする
平場の治水が整ったところならいざ知らず
山間部の機械に頼れない場所はそうはいかない
苦悶の日々が続くのも当然のことである
さて、遠い昔のこと、嘘か真かその真実は知る由もないが
今は亡き老婆が語り継いだという
雨乞いの儀式が近郷近在一つになって一生の中で
何度か行ったと言う
その儀式とは如何なるものか、これがまた不思議?
近郷近在の娘たちを集め 群れをなして川奥ふかく分け入り
日の射すこともない滝壺で一斉にわが身の腰巻を洗って
どうか雨が降りますようにと水神にひれ伏して
お願をしたという
今、その景色を我が頭の中に描いてみると
どう見ても美観としか言いようがない
水神さまも、 久米の仙人のように女性の肌に
見惚れて 思わず雨を降らしたのかもしれない
このような結果 雨が降ったかどうか結末は定かでない。