先日から、江戸中~後期頃の
尾張の俳人,横井也有の作品をシリーズとして紹介させて頂いています。
時代による消耗(折れ、皺(皺)等)が大きい作品ですが大切に仕舞っています。
(官庁の資料館・大学等への寄贈を望んでいる作品です。ご連絡お待ちしております)
横井也有シリーズ…№26(画賛)
(注)詠みは誤読しているかもしれません。
正しい詠みを教えてください。
よろしくお願いします。
詠み
吹れち(散)る 江湖の僧や 初あらし
*江湖とは
夏安居(げあんご)に集まった僧侶が、秋に別れて行くこと。
〈禅宗で修学参禅の僧を集めて夏安居を行うこと=江湖会〉
*初あらし(初嵐)
秋の初めに吹く強い風。《季語 秋》
★也有全集「蘿葉集」三編・秋部 1217に記されている句です。
紙本扇面幅で金地料紙、緞子三段の表具です。
↓ 下)句の部分を拡大
横井也有の略史
名は時般、字は伯懐、通称は孫左衛門、別号に半帰庵・暮水・知雨亭・蘿隠等。
(追記)
横井也有出生地
中区三の丸一丁目8(愛知県図書館の前)にある名勝標札
横井也有宅跡
中区丸の内二丁目、那古野神社の西にあります。
(15,879歩)