関盧山(恵行)筆の短冊2枚:「掬水月在手弄花満衣」「五大桜朝日……」尾張・書道家シリーズ…№7 | 「洋ちゃん」のひとりごと

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尾張・書道家シリーズ…№7

 

今回は京都・妙心寺578世、名古屋・徳源寺5世、

関盧山(恵行)筆の短冊紹介させて頂きます。

 

(注)詠みは誤読しているかもしれません。

   正しい詠みを教えてください。

   よろしくお願いします。

1.「掬水月在手弄花満衣」…花園廬山書

  水を掬(きく)すれば月手に在り、花を(ろう)すれば香衣に満つ

(注)意味

「水を掬す」とは、水をすくうこと、「花を弄す」とは、花と戯れること。顔でも洗おうかと思ったのか、ふと水鉢の水を両手で掬うと、両手の掌の中に鮮やかに月が映っているではないか。

   

2.御題 五大桜 朝日てりそふ 春の海

                  妙心管長廬山

    

関盧山(恵行)の略史

・慶應元年(1865)~昭和19年(1944)
・法諱は恵行。道号は蘆山。

・室号を碧松軒 俗姓関。

・18歳で、名古屋・徳源寺の鰲巓道契(瑞応軒)に参学

・明治37年(1904)徳源寺五世。

・大正8年(1919)妙心寺578世第十三代管長。

・昭和3年(1928)碧松軒に隠棲し霞庵に閑居。

・80歳で遷化。

 

(13,659歩)