大谷句佛の句:「髪脱いで 梨喰う役者 いとおしき」…句佛句集シリーズ№8 | 「洋ちゃん」のひとりごと

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大谷句佛東本願寺23世)は、

明治~大正~昭和時代(戦前)にかけての著名な浄土真宗の僧で俳人です。


私「洋ちゃん」、大谷句佛様の作品、数点を所有しています。

既に、ブログ済の作品のうち「詠み方」について多く『誤読』しています。


正しい「詠み」を調べ直し句佛句集シリーズ」として整理(読み直し)させて頂いています。
句佛句集シリーズ№8です。


今回は、

「大谷句佛」の色紙と「北沢楽天」の絵の色紙を紹介させて頂きます。

大谷句佛は、

 大正から昭和初期の東本願寺法主にして俳人。

北沢楽天は、

 明治から昭和にかけて活躍した日本で最初の職業漫画家です。


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汚れを防ぐためビニール袋の中に収納。                    色紙の裏面です。

句の詠み

「髪脱いで 梨喰う役者 いとおしき」
大正15年の句です。


     

左の本、

 発行 ;昭和三十四年四月一日

 発行所;読売新聞社

この本の、

212ページに記載されている句です。

 

 

 

 


大谷句佛(東本願寺23世様について

・浄土真宗の僧・俳人。

東本願寺世。京都生。

・二十二世光瑩(現如上人)の次男。

・諱は光演、彰如上人、句仏は俳号

・幼年から諸流の書道を学び杉山三郊に師事する

・絵画は幸野楳嶺・竹内栖鳳について一家を成し、

 俳句は河東碧梧桐につく。著書も多い。

昭和18年(1943)寂、68才。


北沢楽天様について
・漫画家。埼玉県生。名は保次。

・洋画を大野幸彦に、漫画をオーストラリア人ナンケベルに学ぶ。

福沢諭吉に招かれて時事新報社で漫画を執筆。

・のち自ら「東京パック」「楽天パック」を創刊し、風俗・政治風刺漫画家の草分け的存在とな

 る。

「日本の近代漫画の祖」と見なされている。

 また、日本で最初の職業漫画家と言われている。

・昭和30年(1955)歿、80才

 


(21,652歩)