江戸時代中・後期の俳人で
「尾張名古屋は士朗(城)で持つ」と言われた、
井上士朗の俳句です。
古くマクリの状態で、汚れ傷等が多々あり、相当老朽化していますが私の大切な収集品です。
詠み方
青天に 雪の遠山 見へにけり
青天=
晴れ渡った青空。晴天。
枇杷園句集
巻之四
冬
雪
に記されている句です。
句意
冬の晴れた日、青々とした空を背景に雪をいただいた遠山が見えるのである。
「雪の遠山」は南アルプスの山々か。
名古屋からは、御岳あたりがひときわ美しく見える。