本日節分。


スピリチュアルな友達や知り合いたちは、明日から新しい年が始まる!!!と話しています。


そう言うのがどうにも無頓着で、

そうなのかー。だったら明日また氏神様行ってこようかな。


な感じで居ます。


風の時代とかそういう話も、聞いてもピンと来なくて、良くなるんならいっか。位に考えてしまいます。


まあ、色んな人が言ってるから、私が今から学んで伝えることもないし。とかも思ってしまうタイプです。


私からそんな大事なこと聞いても、有難くもないしね。


しっかり学んだ方から聞くのが1番です。


さて、節分というと豆まき。


こういう行事って所変われば品変わる。って感じで、知らずにビックリすることありますね。


わたしは愛媛で生まれて、東京に出て、それから静岡に行って、現在愛媛に出戻ってますが、人生の3分の1ずつをそれぞれで過ごしてきました。


上の娘が4歳。下の娘がまだゼロ歳の時に静岡に移り住みました。


長女は静岡の幼稚園に転園しました。


やがて節分が近づき、幼稚園からプリントが渡されました。


『お菓子の袋を準備してください。』


お菓子の袋?


かっぱ○びせんとかポテチを食べ終わった物を集めておくのかな?と思いました。


空袋と節分がどうにも繋がりません。


そこに、お菓子袋に対する説明が書かれてありました。


『縦○cm、横○cmくらいで、口に絞れるように紐を付けてください。』


そんなでっかいお菓子の袋ってある!?

業務用のポテチとか???


そこにどうやって絞れるように紐をつける!??

(お裁縫や工作が得意なので、その辺は問題なし。)


益々こんがらがってしまって、幼稚園に電話をすることにしました。


「あのー、お菓子の袋って何でしょう?」

「お菓子の袋ですよ!」

「どういった袋ですか?」

「だから、福の神のお菓子を入れる袋ですよ。」

「え?福の神ってなんですか?!」

「え?!福の神は福の神ですよ!」

「節分に福の神が来るんですか!?」

「はい·····そうですけど·····」

「鬼じゃないんですか!?」

「いえ、鬼も来ますが、福の神も来ますけど·····。」


つまり、何にも物を知らない母親が訳の分からない質問をしてきた構図です。


そこから、わたしがこれまで育ったり暮らしてきたまちには、節分に福の神など居ないこと。初めて聞いてビックリしたことを伝えたら、やっとわかってくださって、静岡の節分のことを教えてくださいました。


節分に鬼が来て豆をまいてやっつけた後は、福の神がやって来て、子供たちにお菓子を沢山撒いてくれること。そのお菓子を拾ったものを入れるための袋であること。それは出来たら布で大きめに作ってもらえると子供たちが扱いやすいこと。などを教わりました。


実際の節分のイベントが参観会になっていたので、見に行きました。


その幼稚園では、1番体格が良くて年少さんがそれだけで最初は怖くて泣いてしまう逸話のある先生が鬼の大将になり、それぞれ自分で作ったお面と衣装(ゴミ袋に飾りがいっぱい)を纏った年長さんが、ステージのカーテンが開くとどっさり出てくる演出で、知ってるお兄ちゃんやお姉ちゃんが扮する鬼に大喜びする年中年少さん。先生の鬼が怖くてギャン泣きする年少さんたちでひと騒動あった後に、ステージからおりてきた鬼たちに豆をまく。

その間に鬼になってた先生がこっそり退場して衣装替えして、鬼たちが退場した後に、七福神に居そうなニコニコした福の神登場。サンタのような大きな袋にお菓子がいっぱいはいっている様でした。


福の神がステージ上で、鬼をやっつけた子供たちを褒めてる間に、年長さん達は衣装とお面をはずして、お菓子袋持って出てきます。


そこで、他の先生たちもステージに上がって、一斉にお菓子が撒かれました。

凄い勢いで突っ込む子供たち。


娘は初めてのこともあるし、引っ込み思案ゆえに、片手で足りるほどしか拾えず、悲しそうにしていたのを覚えています。


20数年経った今も、毎年節分になると、あの時目の前に落ちてきたオーザックの袋を取ろうとしたら他の子に取られた。その場面だけ動画で覚えてるわ。と笑って話します。


少なかった子には少し先生が足してくれたようでした。


住んでいたまちには、何かの行事の度に必ずお餅やお菓子が撒かれるので、そこで生まれ育った人はもう、信じられないほど拾います。(奪います。)


全く知らなかった風習ですが、福の神が来てお菓子を撒くのはなかなか素敵だな。と思ったので、それからは家でもお菓子撒きを取り入れました。

そのお菓子を買いに行くのも楽しかった思い出。


1人は自立して家にはいないし、もう1人も大きいのでお菓子撒きはしなくなりましたが、懐かしい思い出です。



うちは特にワンオペ、(若い女子のところから)帰ってこない父親家庭だったので、子供と一緒に過ごした毎日は、宝物です。


子供たちのイジメや不登校、病気や障害などのなかなかダイナミックな出来事の多い日々でしたが、その時の苦しさも含めて今ではどれも良き思い出です。


一緒にいられる子供の時期なんて、一生の時間の中で見たらあっという間ですもんね。


出来るだけ密に一緒に楽しんだ思い出は、それさえあれば残りの人生寂しくないや。と思う母です。


もちろん子育てに正解は1つだけじゃ無くて、自分がやってきたことが良かったかどうかも、未だにわかりませんけど、


勉強しろとか、テスト何点取ってこいとか、こういう学校に行きなさいとか、こういう所に就職しなさい。とかそういうことは置いといて、


何をしたら子供たちが笑うかな。

何をしたら子供たちが夢中になってくれるかな。って考えてる方が、母もいっぱい色んなことを学べました。


子育て、楽しかったです。