私は家を買うために貯金をしていた。
ある程度、貯まったため不動産屋へ行った。
あまり聞いたことないような店名だったが店の前にあった見出しが気になったためここに相談することにした。
早速相談し見出しのことを聞いてみた。
「あの見出しが気になってきたんですけどあの有能な壁というのは何ですか?」
「あーあれですか。まあ書いてある通りあたまのいい壁でしてね。」
「頭がいいとは、どういうことですか?」
「例えばですね、壁に向かってテレビが見たいと言うとテレビの映像が映し出されたり、ものが収納できて収納したもので使いたいものがあればしゃべりかけることで出してくれたり、インターネットで調べたいことがあれば調べてくれます。まあほかにもありますが話が長くなりますよ。」
私は、その話にひかれて購入することにした。
そして私はドキドキしながら引っ越した。
部屋はあまり広いほうではなかったしかしそんなことは気にせず有能な壁のまえに椅子を置き早速試してみた
「テレビをつけて」
そうすると壁は光りだしてテレビを映した。
「おー!すごい!」
私は子供のような無邪気な声をあげながらいろんな機能を試してみた。
「そういえば不動産屋の人が言っていた以外のこともできるんだよな、、、あっ、そうだ!料理を作って!さすがに無理か、、、」
無理かと思っていた時壁を見ると言葉が表示されていた
そこには材料が表示されていてかべに空間ができた。
「こんなこともできるのか!じゃあ、肉じゃがでも作ってもらおうかな。」
出てきた空間に肉じゃがに使う材料を入れてみた。
すると画面には肉じゃがを作りますと表示された。
そしてあっという間に出てきた。
「さすがにこんなに早く作ったんだからあじはそこまでしみ込んでないだろうな、、、うまい!しっかりジャガイモにしみてておいしくできている。」
わたしはそれから家事に役だつような機能を色々見つけ家事はほとんど壁に任せるようになった。
そして家であまり動かなくなった私は太ってしまった。
ある日休日ゴロゴロしていると壁がひかり、言葉を映し出した。
そこにはトレーニングのメニューが映し出されていたその下にはこれらのトレーニングをこなし痩せないと家事に関する機能が使えなくなりますと表示されていた。
わたしはそこで便利という言葉の恐ろしい意味を知ってしまった。