分骨　

分骨というものは極力避けて行く必要があります。骨というものはバラバラしないでどこか一か所に納めてほしいのです。そうしませんと片方のお墓では行き届いているのに、もう片方がおろそかでは亡くなった方が浮かばれずに迷ってしまうのです。

中途半端な供養は仏様が一番成仏しない方法ですしかし既に分骨している場合は、お墓掘り出して一つにするわけにも行きませんから、離在供養塔というものを、お作りになれば良いと思いす。

少々聞き慣れないものですが、形が小さい五輪塔のようなものです。これを両方のお墓に建てるわけです。すると片方をお参りすることで、両方のお参りすることになります。

この方式は中国大陸で考えられたと言われております。広大な大陸ですので、身内が遠い所で亡くなられた場合、その地で埋葬されてしまいますので、自分の家にこの供養塔を建てることで一度に沢山のお墓をお参りする方法を考えた。

しかしこれは広大な大陸のことです。日本国内で事情が許せないために分骨なされるのでしょうが、なるべく両方をバランスよく供養して頂きたく、思います。できれば分骨は避けて頂きたいと思います。