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 近年、野菜工場が再び、(三度??)注目を集め、様々な企業様が参入を検討することが多くなっております。そのなかで、栽培期間が短いスプラウトやマイクログリーンにご興味を持つ企業様も増えております。

 そこで、簡易になりますが、新規参入にあたり、投資金額、そして、導入の流れをご説明申し上げます。

 スプラウト・マイクログリーンの違いにつきましては、こちらをご覧ください。。

 

 

 

①試験栽培期間 

 

期間:1~3ヵ月 

(理想は夏と冬の気候の違いから発生する諸問題を経験する)

 

 

投資金額:50100万円

生産数量:日産20100パックを生産。

★最低限の資材を導入。毎日の播種、栽培、収穫の生産サイクルの段通りを学ぶ。

 

 

②流通テストを含む販売開始へ 

 

期間:36ヵ月 

(理想は1年を通じ、年間の変化を観る)

 投資金額:100500万円 

 (1000万円投資出来れば、③へ移行しやすい)

 生産数量:日産100500パックを生産

 

★自動播種機等を導入し、等1050軒顧客先へ向けて毎日の播種、栽培、収穫、梱包、出荷、清掃等の生産サイクルの段通りを学ぶ。

 

同時に販路創造する。開拓ではなく創造することが重要。スーパーや市場に持ち込むと、不毛な価格競争や物流競争に巻き込まれ、価格決定権と付加価値決定権を消失してしまう。

 

 

 

 

③本格栽培および流通へ 

 

期間:6ヵ月~1年 

(理想は3年程度、トライ&エラーを繰り返し、PDCAを回し、独自の栽培技術、販売経路を開発する。)

 投資金額:10003000万円投資 

 (~5億投資出来れば、競争アドバンテージが高くなる)

 生産数量:日産500020000パックを生産

 (50000パック以上生産できるとさらに競争アドバンテージが高くなる)

 

 

★本格的栽培・流通可能な機材を導入し、100500軒顧客先に向けて毎日の播種、栽培、収穫、梱包、出荷のシステムと生産技術を確立する。

 

 


 

 

☆現状スプラウト産業では、中規模から大規模生産者による大量生産大量販売、低価格路線、遠隔地への販路拡大を基本とするビジネスモデルのため、新規参入は大変難しいことが予想される。

しかし、販売先が青果市場と大手スーパーマーケットだけに限られている。新規参入にあたり、全く新しい目線で新たな販路を開拓、今までとは異なり、既存生産者が真似できないスプラウト・マイクログリーンマーケットを創出できるならば勝算は高い。格安スーパーマーケットとほぼ同じビジネスモデルとなった産直マーケットは必ず避けなけれがならない販売先である。

同時に自らWEBサイト、facebook、twitter、Instagram等のSNS動画サイトyoutube等で最終ユーザー向けに日々情報発信を続け、消費者から指名買いされるように情報を作る。

 

 

※投資金額に農地や栽培ハウス、その他配送トラック等は含まれていません。