「すべてはいずれゴミになる」
と言うと、驚かれるかもしれません。
けれどこれは事実です。
なぜなら
この世界を支配しているもの、
それは「時間」です。
永遠に不変なものは無く、
どんなに素晴らしい物も
いつかは必ず終りがきます。
人もやがて死がやってきます。
家も、洋服も、車も、家電も
全てが昨日よりも今日、
今日よりも明日、劣化していき
いつの日か用を足さなくなります。
ピカピカの靴も
お気に入りのコップも
自慢のコレクションも、
物質は全て変化します。
これを深く理解すれば
モノへの執着が無くなります。
執着が無くなると
心が晴れやかで澄んできます。
世界一貧しい大統領
ホセ・ムヒカさんの
スピーチにもありました。
「私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるためにこの地球へやってきたのです。
人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。命よりも高価なものは存在しません。ハイパー消費が世界を壊しているにも関わらず、高価な商品やライフスタイルのために人生を放り出しているのです。消費が世界のモーターとなっている世界では、私たちは消費をひたすら早く、多くしなくてはなりません。」
現代人はモノを求め
モノのためにローンを組み
ローンのために働いている。
これでは本末転倒です。
幸福になる為、モノを手に入れたのに
モノのために限りない時間を犠牲にし
多くの人が今日も支払いの為に
本当に望んでいる暮らしが何か
道を見失っています。
家を買う、車を買う、家具を買う。
子供に習い事をさせる、
自分も亡霊のように何か
それを手に入れれば幸福になれそうなものを探して
さまよっているのです。
しかし、モノは一時的な欲望を
満たすことはできても
私たちの心を本当に満足させては
くれません。
新築の家も、豪華なヨットも
選んだり手に入れるまでが
高揚感もあり、希望も膨らみます。
しかし、3か月がすぎると、
人間はその状況が当たり前になってしまいます。
幸福感が薄れた後、待っているのは
支払いです。
それも何十年もの・・・
恐ろしいと思いませんか。
ある本に書いてありました。
豪華クルーザーを手に入れた男が
数年後ついに売りに出したのですが、
その際こういったそうです。
買ったその日と、売ったその日が
一番嬉しかった。と。
人生で本当に大切なものの
優先順位を間違えてしまい、
不幸の階段を転げ落ちる人の
なんと多い事でしょうか。
一番大切なのは、愛です。
家族や友人、隣人への思いやり、
優しさ、ほほえみです。
人生最後のひと時で
私たちが自分の人生を
誇らしく思えるとすれば、
それは他人への慈しみです。
それだけが私たちの魂を
より清らかで美しくしてくれます。
利他の心、感謝の心。
とてもシンプルです。
ですが難しいのです。
だれもが自分がかわいいものです。
ですが、自分の欲求に従っても
後味は良くないのです。
ですから、モノへの欲求を
認識したら、一旦横へ置いて
そのモノはいつか終わりがきて
いずれゴミになると想像してみてください。
そうすれば
隣にいる大事な人と
有意義な時間を過ごせるはずです。
それこそが私たちの人生の
本当の彩りとなります。
今日も天に手を当て
感謝を忘れず
良い一日になりますように。