いよいよ今年も残すところ数時間になりました。

一昨日から山梨県北杜市の実家に帰っています。朝晩は氷点下10℃近くなり、頬を切る風も冷たいですが、雲一つない快晴が続き、昼は風を避けて日なたに居るとあたたかく感じます。太陽に感謝です!

昨日は久しぶりに実家付近を一時間ほどランニング。実家は標高850メートルほどの高原に位置していますが、100メートルほど上って、母校の小泉小学校まで行って来ました。

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母校も今や全校児童が80人ほどで、まもなく統合になってしまいます。八ヶ岳や三分一湧水を唱った校歌もなくなってしまうかと思うと寂しい限りです。

写真は小学校から見た八ヶ岳です。私が低学年まではC56の煙が八ヶ岳の森の中を移動して行くのが見えました!また蒸気機関車もたまには復活して欲しいもの。

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小学校を少し下ると、田んぼの向こう側には、白く雪景色した富士山がくっきり。

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西の空には甲斐駒ヶ岳など南アルプスの山並みが美しいシルエットになって浮かび上がっていました。

ランニング中に、こんな光景に出会いました。

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八ヶ岳山麓には、戦後以降の植林によって赤松やカラ松などの森が広がっていますが、枝打ちや間伐など進まないまま放置される状況が長く続きました。近年、ようやく林業政策の支援もあって、伐り出しが始まったところ。伐り出した後には、再び広葉樹などの苗木が植えられています。

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一方で、最近では鹿や猪が田畑を荒らす被害が増えて来ていて、方々に2メートルほどの高さの電気柵やネット柵が張られていました。

森林の問題も鳥獣害の問題も多くの農山村が抱える深刻な問題。日照量日本一の豊富な太陽光発電や傾斜を活かした小水力発電の推進と合わせて、地元の取り組みに期待したいところです。

今年は大震災に原発事故と、未曽有の災害に自らの生き方そのものを考えさせられる年でした。まだまだ長く続く復興への道を想いつつ、 来年はこの大いなる悲しみや苦難を、力を結集して真の希望に変えて行けるように、自分としてできることを考えながら、取り組んでいきたいと思います。

皆さん、良いお年をお迎えください。