暮れも押し迫って、昨日は二十四節気の「大雪」。これからどんどんと寒くなり、各地で雪の便りも聞かれるようになってきましたね。

今年は節電モードも手伝って、寒さが身にしみるところ。


そんな中で、ショウガに、ユズにと、今年は食べて体の内から温まる食品に人気が!


さて、今回紹介するのは、福岡県みやこ町の直売所「よってこ四季犀館」で評判の激辛ユズコショウ三兄弟。


農家のお母さんたちが集まった「あぶみ加工グループ」で作っている激辛調味料です。


実はユズコショウと言っても、コショウは入ってません。九州ではコショウと言えば唐辛子のことで、近年の密かなユズコショウブームにより、今やだいぶ全国区の食品にはなってきましたよね。


このお母さんのグループで作るユズコショウには、ねりタイプと粉末タイプがあって、練りタイプは、口を刺激する辛さの「黄金」、口から火が出る「炎」、口がしびれる「雷」の3種(各65gビン1本500円)。



かいたん☆かいたん 八ヶ岳縄文人への道

粉末タイプの方は、普通の辛さの「そげねぇ」(緑ビン)、非常に辛い「こもねぇ」(黄色ビン)、異常に辛い「とほーもねぇ」(赤ビン)の3種(各10gビン1本200円)です。色で分けたラベルが、上手に辛さのレベルを現した一品です。



九州の家庭で、庭先で育てたユズなどを使って一般的に作られているのは、練りタイプのようです。最近ではフードプロセッサーなる便利な機器もあるので、ユズの皮と唐辛子に塩を加えて、すりつぶします。出来上がった見た目は練りわさびと言ったところか.


今回の粉末タイプのユズコショウの原料は、ユズに唐辛子、そして山椒が入って、味にアクセントを加えています。乾燥調味料なので、賞味期限は「1年以内」とアバウト。でも販売物なので、別途日付の入ったシールも貼ってあります。



さて、この噂のユズコショウを『現代農業』編集部のメンバーが入手してまいりました。早速手書きで味の違いを解説しながら、職場のテーブルの上に並べて披露していたので、それぞれを少しずつもらって来ました。


かいたん☆かいたん 八ヶ岳縄文人への道



これらのうち中辛(と言っても相当辛い!)の黄色ラベルのユズコショウを早速、ヤクルトレディから購入したモモの果肉入りヨーグルトに混ぜて食べてみました。


かいたん☆かいたん 八ヶ岳縄文人への道


これがナント意外に行けるんです!



ヨーグルトのどろんとした甘みが引き立ち、口の中に甘みが広がったあと、のど元を通る頃にピリッとした辛味の刺激が来て、のどを刺激します。その味のコントラストが何ともいえないです。基本的に、この辛味と甘みとは交じり合わずに、お互いを引き立てあうんですね。


しかも、さすが冬にぴったりのユズと唐辛子の組み合わせ!それまで足元が冷えて仕方なかったのですが、足元も含めて体中がポカポカしてきたんです。


ヨーグルトにユズコショウ、絶対にオススメです(フルーツヨーグルトだとさらに相性がよいかと思います)。


ユズは冬に相応しい健康パワーを兼ね備えています。


皮は香りの成分リモネンが気分をゆったりさせて、安眠や目覚めのすっきり感を増してくれます。皮と実の間のワタの部分は、中性脂肪を減らしたり、血糖値を下げたりする効果や、抗がん作用も認められるとのこと。


さらにタネは、水の中に1日漬けておくとペクチンがどろどろと溶け出してきて、これが保湿力バツグンで、肌をしっとりさせる化粧水に最適とも言われています。しかも、肝心の果汁はクエン酸などの有機酸が疲労回復にひと役買います。


この冬はぜひユズコショウを食卓に常備して、あらゆる用途に使ってみてください。」


ちなみに取り寄せたいときには、ビンの裏の表示まで。


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