かっこいいですから、楽器を扱える人。
上手にはなれなくとも、努力すれば少しはできそうじゃないですか。
だから努力するので、楽器を弾いてみたいんです。
僕が弾きたい楽器はパイプオルガンです。
その荘厳な響きが、大聖堂を満たす時、音楽はただの音ではなく、空間そのものと対話を始めるんです。
その力強いバスの振動が足元から体全体を通り抜ける感覚、手が触れるキーとペダルが生み出す無数の音色の組み合わせ、それはまるで時空を超えた旅をしているよう。
パイプオルガンを通して、音楽が持つ真の力を、そしてその奥深さを体験したい。それが簡単な道のりではないことは百も承知。
けれど、その壮大な音の海に一度だけでも身を投じる価値はあると信じています。
だからこそ、一音一音を大切にし、それぞれが持つ物語を紡ぎ出すために、僕は今日もご飯を食べます。