TUG Lab のブログ

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保育、幼児教育、子どもの発達、あそびのこと、保育士さんの働き方などについて書いています。
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こんにちは😃

タグラボのかい先生です‼️


久しぶりの投稿です。

新型コロナの影響で指導の予定が無くなったり、子どもたちと接する機会が少なかったりの期間が続きました。


世間が「自粛」「自粛」と言っても

子ども達の育ちは自粛してくれない。

自粛しちゃうと成長しない、成長のチャンスを逃すということになります。


現在「接触」を避ける傾向がありますが、「接触」こそが「自己肯定感」「コミュニケーション力」「社会性」を成長させる栄養です。

最低限の予防をしつつも、可能な限り「接触」できる遊びで子どもの成長を保障してあげたいですね。


さて、

現在8つの保育園、こども園に指導に行かせていただいていますが、「保育が子どもを伸ばしきれていない」と感じる事が非常に多いです。


先生達は

「子どもが変わった」

「保護者も変わった」

と言い

「昔の子はもっと賢かった」

という先生もいました。


確かに

僕も指導をしていて10年前の

3歳児クラスの子ども達と比べると

今の3歳児クラスの子ども達は非常に幼く感じます。

特に話を聞いたり、順番の理解が難しく、そして「先生、僕だけ見てー」という独占欲みたいなものが強いと感じています。


僕なりに

そこは

社会の変化に子どもが対応しているのだな。と思っています。


ここ10年、15年の間だけでも

女性が働きやすい環境が整ってきた。いや働かざるを得ない環境なのか?(もちろん完全ではなく、これから改善されるべき部分も多いですが)

産休、育休の制度が整いはじめ、出産した女性が会社を辞める事なく社会に戻るスピードが早くなりました。


昔でいう

3歳まではお家にいて

4歳から幼稚園や保育園に通う。

というスタンダードがガラリと変わりました。


女性の社会進出

もちろんそこは保障されるべきですが

そこだけではなく

二次的な問題

子どもの発達が保障されていないと考えています。


カタチの上では

母親との愛着形成でなくても

他の人の代理で信頼関係が築ければ大丈夫、子どもの育ちに問題はないと言われています。


1年間の育休で

お母さんと愛着形成が出来ているから大丈夫。


でも

本当にそうなのかな?

と思うのです。


「女性が社会に出ない方が良い」

と言っているのではないです。


「女性が出産後社会復帰しない方が良い」と言っているのでもないです。


僕は研究者ではないし

データを取っている訳でもない。

もし、研究データで子どもの育ちに問題ないと証明されていたとしても

現場で目で見て

今の子もどの育ちに何かが起きている事は間違いない‼️です。


僕の考えでは

「母親との愛着形成の量(時間)」

なのではないかと思っています。


お母さんはお家にいて

子育てだけ頑張ってください。

なんて言っているわけではありません。


男性が働いて

女性が家庭にいる

のが良いとも思っていません。


でも

生物として

子どもには絶対に母親との接触時間が必要なのです。(もちろん例外はありますが)


政府や公の機関から

「社会に出ろ」

「子どもは保育園に」

と教育された人間には

それが良いことだと思い込みます。


たとえ

正しくても、正しくなくても・・


ある面では正しくても

ある面では正しくないことは

非常に多いことです。


資本主義社会の中では

母親を含む女性は

大切な労働力です。


それは間違いない!


でも

子どもには母親(大事な大人、あえて母親と書きますが)との接触時間が必要なのです。

もちろん質も大切ですが

絶対的に「量」足りていないと考えています。


男性はいくら頑張っても

子どもを産むことも

母乳を与えることもできません。

もちろん「代わり」になることは出来ても、あくまで「代わり」です。


そこは身をもって感じます。


役割はできても

生物としての母親はやはり母親なのです。(そこが難しい家庭があることは十分分かっていますが、あえて書いています。ごめんなさい)



父親にも、保育園にも出来ないことがあるのです。

何かと言われれば「これ!」とお見せすることは難しいです。

何か物質なのか、ホルモンなのか?目に見える何かなのか?目に見えない何かなのか?

分かりませんが


でも絶対あるのです。


でも

それが今の多くの子ども達には不足しているのです。



その様に

子どもを取り巻く状況は

10年、15年だけでも随分変わっています。

そのことは

子どもの成長の保障と

子育て世帯の子育て支援を

担っている保育園、こども園は十分に

理解しているはずです。


しかし

その事を理解しているはずなのに、


保育を変えないのは何故なのか?

と思います。

もちろん時代や子ども達の様子、子育て家庭の変化に対応している園さんも沢山あります。


しかし変えない園の方が多いと感じます。


保育園に来るまでの

子どもを取り巻く状況が

変わってしまっているのです。


昔と比べると

子ども達は

土台が少ない状況で

保育園にやってくるのです。


母親との愛着形成

接触時間が不足していて


十分満たされていない状況で

やって来るのです。

(もちろん個人差はあります)


そんな子ども達を

「こんなに幼いのか?」

「こんなことも出来ないのか?」

「昔の子はもっと出来た」

という視点で見て


昔と同じ事を要求する。


土台が違うから

できないのは

分からないのは

当たり前


そこを成長させる場所が

保育園、こども園のはず!


相手がどういう状況か?

どんなことができるのか?

何か足りないのか?

何を求めているか?


をしっかり把握し

分析し


その子ども達の成長の為には何が必要なのか?

どの様なアプローチをしたら良いのか?


そう

保育も

野村克也氏のID野球の様に

相手を分析しないと勝てない時代なのです。


ここで言う

勝つとは

子どもをしっかり成長させること

です。


分析もしないで

「昔からこれでやってきたので!」では勝てません。

子どもの成長を保障できません。


保育園も先生も

自分を省みて

自己分析してから


子ども達に合った保育になる様に

成長していって欲しいです。


野球も保育も

どんどん変わって

おもしろくなっていく必要が

あるのです。






資本主義社会は

何をおいても経済中心であり

その経済を支えているのが

人口の約半数の女性です。


資本主義的には

労働者は多い方が良いに決まっている。

女性の社会進出(古い言葉ですが)はその労働力であり、日本の経済を支えています。

145千万人の中国の10分の1以下の人口ではなるべく多くの労働力が必要なのは分かります。


しかし

次の時代を担う子ども達の育ちを保障しないと

日本に未来は無いはず・・


負担に思うお母さんは多いと思いますし、日本社会のシステムがそちらの方向にシフトしてしまったので今から方向転換は大変ですが、

次の時代のために


育休を3年にしたり


育休中の給与を保障したり


子育て世代にもっと優しい環境をつくることが

急務だと思います。


もちろん

経済も大事

子どもの成長も大事


なるべく良いバランスを

時代や状況にあわせて調整していかないと、どちらかに傾いてしまいますね。