泥酔おやじが、バイト先に来た。
すでに歩き方がおかしいのに、
なんと
顔面傷だらけ。
しかも、
おでこに深い生傷、
唇から頬にかけてのおおきな擦り傷。
確実に今日けがしたものだ。
すでに笑えなかった。
ズボンはひざの所がやぶけていた。
いやいやいや。
コントじゃないんだから。
席に座っていきなり、
「この店で一番うまいもん持って来い。
金はある。」
ただただため息しかでないが、
お客様であるからには、
きちんと接するのが常識。
話をするときには、
目ではなく、傷に目がいく。
どこでその傷を?
どうやって?
なぜ泥酔?
聞きたいことはいっぱいあったが、
一つも答えを聞けずに帰っていった。
バイトが終わり、帰っていたら、
近くのバス停で彼が眠っていた。
そっと毛布をかけよう
そんな思いにかられた。
酒はのんでものまれない主義
かいぴぃ